2009年 07月 02日
母の入浴介助見学
母はもうかなり重度の認知症で、認知症というのは「認知機能」が落ちるだけではなく、体が動かなくなるのだというのも、母を始め、他の入居者の方を見ていても、思い知らされます。
トイレの後、浴室の椅子に座らせてもらい、介護師さん二人がかりで(母はまっすぐ座っていられないで、クニャッとなってしまう)服を脱がせてもらって、まず温かいシャワーをしばらく浴びます。それから、シャンプーです。耳をふさいでくれたり「目をつぶっていてくださいね。」と声をかけてくれたり。次に体を洗います。湯船に浸かる前に立たせて、お尻などを洗ってくれます。
湯船の縁に座らせて、一人が膝までお湯に浸かり、二人で「よいしょ」と持ち上げて入れてくれます。その間も、「気持ち良いですか~」と話しかけたり、顔や肩や手足をマッサージしてくれたりします。
浴室で大雑把にタオルで拭いた後、脱衣所でしっかり拭いて、洗濯済みの下着や服を着せてくれます。着せやすく、洗濯機で洗濯できる服の必要性を、すごく感じました。母はお日様にあまり当たらないし、運動もできないので、白い肌がきれいでぽっちゃりしていました。最後に、とろみをつけたスポーツドリンク(母は良くむせるので)をもらって、髪を乾かしたり、爪を切ってもらったりします。
ありがたくて、頭が下がりました。実の家族で面倒をみるのは、到底無理です。私が存分に好きなことをやって、笑って、泣いていられるのは、グループホームのおかげです。
PS 遅くなりましたが、「森のふくろう」のお休みは、毎月曜日の他に、5日(日)、26日(日)・28日(火)・30日(木)です。
初めて知りました。私の母は歩行器を使って歩いたり
しているので未だ軽い方なのですね。
こういう施設が無いと、とても一人では面倒を見るのは
大変ですよね、本当に有り難いですね。
体が動かないというのは、力が無くなってしまうだけではなく、固まってしまって、人の手を借りても動かせなくなるのです。
考えさせられてしまいますよ。