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ニャンコ座リポート since 2005 April

夏の午後の炎の第九 (7/14)  

昨日は、千歳市市制施行50周年記念事業の「炎の第九」演奏会2008in千歳に行ってきました。合唱友達数人が出ていましたので。年末ではなく、夏の第九です。
夏の午後の炎の第九 (7/14)  _d0017084_93830.jpg日本が誇る指揮者、小林研一郎氏の指揮、千歳フィルハーモニーオーケストラ、そして炎の第九合唱団です。去年私も、コバケンが振る第九で歌わないかと誘ってもらいました。よだれが出るほど歌いたかったのですが、夫の病状がどうなっていくのか全くわからない状況で、どうしてそれができたでしょう。夫が元気ならば、まちがいなく2人で練習に通っただろうな。
会場は満員御礼でした。演奏は、なかなか個性が光る第九だと思いました。テンポや強弱などは、とてもめりはりがあったし、語尾の子音のまとめ方なども新鮮でした。合唱団が立ち上がるタイミングも、今まで経験したのとは全く違って、ハッとしました。
コバケンさんは、「炎の第九」そのものの大熱演で、癖なのか、左手後方に引く際に、燕尾服の尻尾を跳ね上げる動作を、幾度と無くしました。コバケンさんと言えば、こんなエピソードが。ずい分昔、富川合唱団の若い指揮者S君が、コバケン氏が講師の女満別の音楽セミナーを受講しました。地方のレベルの合唱団の場合、2拍3連は3つに振るのが親切ってものです。それでS君、課題曲にあった2拍3連を3つに振ったら、コバケンさんに「田舎臭いなぁ~。」と言われたそうです。
第九の4楽章は25分位で、合唱が実際歌うのは17分位だそうです。中間のメインのメロディーの所で、コバケンさんは横を向いて、『合唱の声を客席に飛ばして~。』という動作をしました。それに呼応するように、音が押し寄せてきました。見ていて、聴いていて、なぜか涙が滂沱と溢れました。ベートーベンが第九を作ってくれて良かった。
アルトで歌った、富川合唱団時代からの知り合いは、「実際に来た人だけじゃなく、きっと来てくれているだろう人にも届くように歌うから。」と、夫の事を気遣ってくれました。
今日のタイトルは、色々思いつきました。「コバケンは左腰がかゆいのか?」とか「やっぱりトロンボーンは暇そうだった」(第九のトロンボーンは、吹くところが少ない)とか「ベートーベンよありがとう」とか。でも、検索にひっかかりやすいように、無難にまとめました。
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by nyankai | 2008-07-14 09:07 | 音楽(合唱) | Trackback | Comments(0)