2008年 07月 01日
身じろぎもせず 「ウィキッド」 (7/1)
今回の東京行きは、祐様のユージカル「レベッカ」を観るのが目的でしたが、ceciliaさんがせっかくなら四季の「ウィキッド」も観ませんかと、チケットを用意してくれました。
ブロードウェイ発のミュージカルで、邪悪という意味の「ウィキッド」は、かの「オズの魔法使い」の前日談です。「西の悪い魔女」(あれっ、そう言えば「西の魔女はナントカ」いう映画も、とても良いらしいですね。)が、なぜそう呼ばれるようになってしまったかについての経緯が語られるお話です。
結論は、西の魔女は悪い魔女どころか、強くて正しい魔女で、それ故に悪い魔女というレッテルを貼られて、あえて汚名を背負ったまま己の信じる道を行くのです。
これも、外見が周りと違うばかりにいじめられることとか、華やかで愛されるキャラクターや純粋な気持ちや力が、自分の意図しない私利私欲や権力に利用されるとか、まぁ色々な切り込み方があるでしょうが、ミュージカルという手法で、ジメジメせず重くもならず、華やかに語られていきました。
私は実をいうと、多くの人が名作だと絶賛する「オズの魔法使い」に何度挑戦しても、違和感を拭い去れないのです。何だかしっくりしない、苦手としか言いようがないのですが。でも「ウィキッド」は、ぴしゃりとはまりました。東京でのミュージカル鑑賞が久しぶりということもあるでしょうが、第1部の幕が降りた時、身じろぎもしないで(呼吸もしていなかった?)観ていたのか、腰の辺りが痛くなっていてびっくりしました。
「良い魔女」になった、言い換えれば「良い魔女になることが自分の生きる道であるとわかった」グリンダが、劇中でみせた仕草―「キラキラ~ッ☆彡」と言いながら、美しい髪をかき上げるーを鏡の前でやってみて、ムフフと思い出し笑いをする私。いつか本当に正しく強いエルファバみたいになって、北の魔女としてニャンコ座に君臨するのだわ。
でも、このお話は奥が深いですね。
年に1度くらいは観てみたいかも。
はい、ありがとうございます。
★ceciliaさんへ
ストーリーは、有名ではないのですか。私はAETがやったミュージカル「オズの魔法使い」を観たことがあります。
観ることも叶わないと思っていた「ウィキッド」、チャンスをありがとうございます。
★ロ~ズマリ~さんへ
アハハッ、なるほど。「北の年とった魔女」ってね。乗るのは、草刈マシンです。良いですね。
★ハルさんへ
観れる環境にあるのなら、ぜひ。