2007年 02月 12日
歌えて良かった (2/12)
「マタイ受難曲」の練習を始めたのは一昨年のことです。去年7月の東京は練馬でのコンサートは、夫の体に異変が起きているのは知ってはいましたが、まだ本人に自覚症状も無く(本当はあった)、ただ嬉しくて歌ってきました。夏の1週間の検査入院の直後の仁木町でのコンサートは、大変思い出深いものになりましたが、この時夫の足がひどくむくんで、病気であることを思い知らされました。
その少し後に、病名がわかり、辛い日々が始まりました。
10月下旬に夫が入院し、私もほとんど練習に行けなくなりました。治療そのものが大変危険と隣り合わせだったので、1月12日の移植以降のことが全く考えられなくなりました。
移植が上手くいってようやく、私は参加しようと思うことができたのです。実は、夫は2月の中旬まで入院しているとふんだのです。だからせめて、外出を許可してもらって聴きに行けると良いな、くらいの気持ちだったのです。それが思いがけず早く退院できたので、私がわがままを通して参加しては、夫の体に負担がかかるとも思いましたが、夫自身が自分も出たかったのだし、ぜひ聴きたいからと言ってくれたので、一緒に行きました。
追い込み期間にほとんど練習していない私を、みんな温かく迎えてくれて、事情を知る人達は色々気遣ってくれました。
夫が生きていてくれるのかさえわからなかった2月11日に、こうしてステージに立って歌うことができた、この気持ちを表す言葉を、今の私は持ち合わせていません。
長くなりましたので、コンサートの様子は、明日に続く (^^♪
ご心配をおかけしました~
パソコン事情のほか、諸事情により更新ぼちぼちになりそうです。
ご主人さまとご一緒に楽しめてよかったですね。
打ち込めるものがいくつかあるにゃんかいさんがうらやましいな。
私などあれこれ興味はあるものの、全てが中途半端だしなあ。。。
このまま、いつまでもお二人の楽しみが、つつがなく続いていきますよう!!!(^^)
ご夫婦でいっしょに行けてよかったよかった!!!
それはご主人のがんばりと精神力で生還したのだと思います。
nyankaiさんもステージを歌うこももできたし。本当によかったですね。
私もそうなんですが、免疫力が心配です。私は極力人込みは避けるようにしております。
ご主人にご注意の程、お伝えくたさい。
ご主人もがんばって生還できたのですが、私はなんといっても、
孫達と遊んだり、食事をしたい、まだまだ、いっしょの生活を夢みて、退院するぞと強い意志を持つようにしました。
信じる信じないはべつとして、私の命日まで決まっていたのです。
後からきいてショックでした、この命日が消えたのが退院前後でした。それも9月27日に退院予定をたてていたのですが、周囲の反対があり翌28日に変更したのです。退院前に以上にたくさんの方が面会にくるものでしたから、違和感はありました。
コンサートの様子また、おしえてください。
無事歌いあげ ご主人も聞かれることができ本当におめでとうございました。
その場にいたらお二人に大きな花束を渡したいくらいです。
軌跡を総括された記事を読みながら 本当に波乱万丈 よく頑張ってこられたなあとしみじみ思っています。
悲しみ 辛さが深い分 喜び嬉しさが大きいのだと改めて思っています。まだこれからもたくさん乗り越えなくてはいけないのでしょうが こうしてありのままを書いて下さり 私たちも勇気を分けていただいているような気がします。
とりあえずお疲れ様でした。
心配かけましたが、楽しんでこられました。夫の体第一で、これからも楽しみを見つけてやっていこうと思っています。
★blueroseさんへ
お元気で良かったです。
諸事情なんて、誰にでも色々ありますよね。ご無理なさらずに。
もし何かぐちりたい時は、ニャンコ座の鍵コメもご利用ください。
★雪割小桜さんへ
ようこそおいでくださいました。嬉しいです。
私は合唱をやっているくせに、古楽器のことはほとんど何も知りませんでした。恥かしいです。でも今回ガンバという楽器に接することが出来て、新しい世界が広がったみたいです。
和服のことも、もちろん嫌いなわけじゃ決してありませんが、なかなか・・・です。
「マタイ」のコンサートは、夫のことがあって、特別のものになってしまいましたが、何事も無ければ知らずに通り過ぎてしまうようなこと、様々な体験・出会い・考え方など、財産になりました。
又、おいでください。あなた様のブログもあるのでしょうか。chocolat_13さんの所へ行くと、お会いできろのですね。
ハラハラさせてしまいましたね。もう、無茶はしません。次回の外出は、来週の通院です。
今はネットでたいていのことは調べられますから、夫もほとんどわかっていたと思います。夫の心の奥底は、私にもわからないのだと思います。
★かま猫さんへ
かま猫さんに会った頃は、私たちもまだほとんど何も心配していませんでした。
今なら、全ての予定をキャンセルして聴きにきてね、とわがままを言います。もし又東京方面に歌いに行くことがあったら、花束(大きいのは持って帰るのが大変なので、小さくて良いです。)を持って、きて下さいね。
ひとつ心配なのは、ながい間、闘病生活をつづけていると、
ときたま、うつ病になることがあります。
また、患者の心はいろいろ揺れ動きます。私もそうですが、気分がいい時とか、朝起きたときからさえない時、奥様注意してみてあげてください。わたくしの場合、常に家内が明るくしてもらうのが、なにか特効薬のような気がします。
心がけます。