2019年 05月 26日
そうっと終わる権利 (5/26)
息子は、入院する前よりは幾分良いです。家にいる時は、今は嫌な話いくらしても進展が無いので、やめたいと言うと「そうだね」と同意してくれました。帰り際、ウトナイ湖の新しくできた展望台に上ってみました。
私はブロガーとして、母の認知症も、いっちゃんのアミロイドーシスの闘病と死も、自分のパーキンソン病も、息子の発達障害とうつ病も、ほとんどありのままを書いてきました。それは、隠して楽しいブログを書き続ける強さが無いので、ブログをやめるか、事実を書き続けるしかなかったからです。書くと楽なるのもあります。書くことが世の中のためになる、などとはみじんも考えたことはありません。
昨日の新聞に、著名人ががんを公表することが多いけれど、その報道に接したがん患者や家族はどう思うのだろうという投稿がありました。一律に「がんばろう」「元気出そう」ではたまらない。報道に携わる人の中には、傷ついてしまう人もいると知ってほしい。そうかぁ。なるほど。ついこの間私も、「がってん」でパーキンソン病を取り上げた時、運動をがんばると症状を抑えられる希望に対し、悪くなった人は運動がんばらなかった人と言われているみたいで、不愉快だったと書いたばかりでした。
「誰にも知られず、そうっと終わりたい」人もいる。目にしたくない報道もある。あ~、これをむずかしい問題ですね、なんて無難に安易に片づけたくない。正解なんて無い。私のブログの登場人物は、別に著名人でもないし、マスコミじゃないから読まれなければなんてことも無いのですが、読んで、「勉強になる」と言ってくださる人もいます。
帰ってから、息子には犬走りの草取りをさせて、残りの苗をがんばって植えたら、夜になってひどいヒローカンに襲われて、1時間くらい寝込みました。パーキンソンのくせして、やりすぎた。
今日はファーチレ、せっかく外泊中の息子は長時間の留守番ですが、これがクリアで来たら、退院しても大丈夫でしょう。札幌の予想最高気温は33℃、何着て行こうか。