2019年 04月 15日
ヴェニヴェニ (4/15)
外務省は4月から、一部の外国名の表記を改めて、中米の「セントクリストファー・ネーヴィス」は「セントクリストファー・ネービス」に、アフリカの「カーボヴェルデ」は「カーボベルデ」に変更。なんてニュースが流れたのは、先月のことでした。理由は 「あまりなじみのない表記はなじみやすい表記に変える」だそうです。
国名に限ったことのようで、特に賛成でも反対でも無いですが、強制してほしくないです。外国語の曲を歌うせいか、VなのかBなのかには気になります。国名ではないですが、「ベネチア」と「ヴェネツィア」では、趣が違う気がします。「バイオリン」では、「ヴァイオリン」に失礼なような気もします。
その意味では、「ベニベニ」と書いている、マーラーの交響曲 第8番 変ホ長調 第1部 来たれ、創造主なる聖霊よ 第2部 ゲーテ『ファウスト』終幕の場 は、Veniなので、「ヴェニヴェニ」が正しいです。「ベニベニ」はお近づきになるための愛称だと思ってください。
ついでに、LとRもそうです。「令和」が発表された時、表記はLなのかRなのか質問があったそうですが、日本語のローマ字表記のラ行は決まっているからRなんだけれど、本当はLに近い気がする。
ごちゃコンの曲を紹介します。
☆「さよならの向こう側」:1980年にリリースされた山口百恵の歌。作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 ファイナル・コンサートの最後、涙を流しながら歌い、マイクをステージに置いたまま舞台裏へと去っていったのは有名です。プログラムの最後の曲として、混声合唱で歌います。
☆「愛は勝つ」:1990年に発表された作詞・作作曲KANの曲。変わらないリズムパターン、♩4つ打ちのピアノなどは、KANが敬愛するアーティストの一人であるビリー・ジョエルの影響を受けているそうです。アンコールとして歌います。リズムのシンプルさにはホッとします。が、3種類の転調は案外くせ者です。「し~んぱ~いないからね」と、息子が良く歌っていました。
そうそう、Promsが、10月末から11月にかけて、4公演も日本でやるんですって。でもオーチャードホールでは、行けないですねぇ、残念。
「(日本人にとって)なじみやすい表記に変える」というのはどうですかねぇ…
以前新聞や教科書での偉人名などの表記を母国語での発音に近いものに変えたときはその理由に納得しました。基本的には主体の方を尊重するべきだと思います。