2018年 10月 06日
物置侵攻 (10/6)
昨日の震度5には、参りました。3歩進んで2歩下がる位でやってきたのに、3歩進んで5歩下がった気分です。夕方まで息苦しくて、気持ち悪かったです。その後も軽いのが2回。
調べました。短い髪は、「髪の毛付きインナーキャップウィッグ」になったり、美容師の練習用カットマネキンになったり、ヘアケア用品の研究の評価毛になったり、大学のケラチンフィルム研究機関に送ったり、転売して資金にすることで、間接的な支援となるそうです。「つな髪」と言うところが、15㎝から受け付けてくれるので、エントリーしました。エントリー用紙の備考欄に「体調と地震の影響か、髪が傷んで、やむを得ず切った。長さも質も条件を満たしていないけれど、何かの役に立ちたい」旨を書きました。
手持ちのレターパックも被災していました。キッチンカウンターの水がかかって、放置していたら、シミになっていました。手数料を払えば交換してくれるでしょうが、そのままの方がリアリティーがあり、理解してもらえるでしょう。手間がかかるので余計なこと(ラップでくるんだり袋に入れたり)をしないでほしいとのことなので、軽くとかして、二つ折りにした白い紙にはさんで、レターパックに入れました。「さよなら、私の髪」と顔をくっつけたら、良い匂いがしました。そうか、体から切り離されたら、汗臭くなったりしないんだ。
気力が萎えていても、じっとしているのはかえって怖いので、午後からいよいよ物置に攻め入ってみました。入り口ドアのすぐの棚が倒れて、息子が窓から入った物置です。倒れた棚を起こすのだけはやってもらっていましたが、何がどうなっているのかさえ分かっていませんでした。もしかしたら、昨日の震度5で、さらにひどいことになっていたかもしれません。
物置の中には、いっちゃんが作った研究会の冊子や文集や、おびただしい趣味(プロレスと旅行)の蔵書、息子の本やおもちゃ、母の物、母が選りすぐって残した父の物などが、ぎっしり詰まっています。この際だから処分する、という選択肢はありますが、できそうもありません。理想は取捨選択して整理する、ですが、膨大な時間がかかります。結局とりあえず片っ端から元に戻す、になるのでしょう。それでもこの体調とメンタルでと余震の具合によっては、数日はかかるでしょう。
母の写真が出てきました。髪を切った私が、母に似ているのを再確認しました。
地震以来夜泣きが続き、余震が来るたび、ある子ちゃんにしがみついて泣くシモン君が、歌会に付いてきました。とても活発で、おどけた態度をとるのが可愛くって、自然と元気になれました。ありがとう、シモン君。
ダリに、マタタビをもらいました。あたしの物よ、みたいな感じになっています。保護色で、良くわかりませんが。