2018年 10月 03日
一つだけあった良いこと (10/3)
結果的に、13年目の片づけをやっているのですが、負け惜しみを言えば、たった1つだけ良いことがありました。玄関ドアの内側に、へたくそなトールペイントを施した、竪琴の形の、何と言うのでしょうか…ドアベル?があるのですが、何年か前に、弦をたたくボールが1個落ちて、行方不明になっていました。どんなに探しても見つからず、カッコ悪いなぁと思っていました。それが、地震で靴箱が倒れ、ぐちゃぐちゃになったのを、片づけて掃除したら、どこからか出てきたんです。不思議です。糸を付け直して、つるしました。家具という家具が全部動いたので、他にもたぶん、猫が隠したのだろう物が、数点出てきました。
道新から、モニタークラブアンケートの謝礼が届きました。3000円のクオカードでした。もちろんそれもですが、直筆で「震災後の大変な生活の中、ご協力いただきましてありがとうございます。一日も早く穏やかな暮らしを取り戻せますよう、心からお祈りいたしております。(モニタークラブ担当A)」とあったのが、嬉しかったのです。夢中だったので詳しい内容は忘れましたが、震災直後、アンケートが来て、無理のない範囲で答えてほしい、そんなのがあったような気がします。
言った人は全然悪くないのですよ。そんなこと気にしたら、何も言えなくなりますからね。私も逆にそうやって、人を不愉快にさせてきたことは数知れないと思いますよ。それでも、書いておきたいことがあります。
「停電の時は、暗くなったら何もすることが無くて、7時にはもう寝るしかなかった。でも不思議、寝れるもんだね」と言って、微笑んだ人がいます。すごく悲しかったです。元々不眠症ではありますが、たった一人で、ぐちゃぐちゃになった真っ暗な家の中で、余震におびえながら、寝れるなんてありえません。2人以上人間がいなくては。
クローゼットの中に置いた、安物のボックス家具が壊れていることに、昨日気が付きました。本震で壊れかけていたのが、日曜日の強い余震でいっちゃったのだと思います。
これからバスで、美容室に行きます。その後、友人のお見舞いに行けたら良いなと思います。
そのときはSTVラジオのアナウンサーの親しみやすさと、各地からのメール
それぞれ停電だったり、うちは付きました
などの放送がありがたかったですが
地震から数時間して電気のついた人の、同じような放送ばかりして!つまんなかった!
には驚きました
当事者ならではの心の動き
なって見ないとわからないんだなぁ、そう思いました
6日の夜は耐えられなかったのと、充電ができるかもしれないのとで、避難所へ行きました。人に会えたのが1番嬉しかったです。
なってみないとわからない心のうち、それをたくさん味わった、今回の震災でした・・・と、早く過去形になってほしい。