2018年 09月 28日
土器修復作業 (9/28)
地震のせいで、様々なイベントが中止・延期になったり、あっても私自身が行く気になれなかったり、物理的に無理だったりしています。観光客のキャンセルなどによって、経済的に大きな損失が出ています。だから必死に「北海道のほとんどの所は安全です。ぜひ来てください」みたいな呼びかけをしています。本当ですし、そうしてほしいですし、風評被害など論外です。でも、でもでも、すっかり気持ちがひねくれてしまったのか、そうかぁ~、被災地は北海道の足手まといなのかぁ~と、読み取ってしまうのです。かといって、たぶん過剰な自粛をされたら、余計に腹立つと思いますけど。
私のレベルでは、プチ被災者ですよね。停電も断水も大変でしたが、今となっては揺れの恐怖と、その後に見た家の中の惨状の2つがあまりに大きすぎて、それに尽きます。
ミシン部屋が、ようやく見られる程度になりました。貴重品は無いですが、とにかく手仕事に関する物が、これでもかと言うほど詰まっている部屋なので、それはそれは見るも無残な状態でした。あまりすごすぎて、写真で見ると良くわからない。整理して収納する暇はないので、とにかく元あった場所に戻す。途中経過の写真の方が、迫力あるので載せてみます。
ミシン糸を入れた箱も、飛んで落ちていたのですが、不思議なことが起こっていました。箱の中に入ったまま、何個もの糸がグシャグシャに絡み合っていたのです。
ミシン部屋に限ったことではないのですが、割れた物、壊れた物のうち、割れ方がおおざっぱな物で、捨てるには忍びない物は、見た目だけでもと修復しています。気になる残骸は、何かの破片かもしれないので、とりあえず取っておきます。それは近くにあるとは限りません。でもどうしても、見つからない物もあります。粉々に砕けてしまったか、地震の日に、茫然としたまま、ろくに見もしないで処分してしまったのかもしれません。
これは土器修復作業みたいだな、なんて思います。よけておいた破片が、ぴったり合うことに気づいた瞬間は、かなり嬉しいです。
今夜は「歌会」です。どんな曲をやっていたのか、即答できません。何だっけ・・・