2018年 09月 25日
続 当事者じゃないとわからない心理 (9/25)
ようやく余震の恐怖が和らいでいたのに、昨日6時過ぎ、大きめのが来ました。震度3だという札幌、テレビの向こうで「特別揺れを感じませんでした」のコメントに、腹が立ちました。ニャンコ座町の震度は、発表無し。言いがかりであることは知っています。
私は被災者ではありますが、亡くなられた方、家が損壊した方、家財などが壊滅的な被害を受けた方などに比べたら、どうってことないのは、十分承知しています。でも遅々として進まない作業に、身も心も疲弊しています。そして、差し伸べられる手に、心から感謝しているのに、すみやかに、率直に応えられない自分を、嫌いになりそうです。
今は普通でない状態だから、少ししたら忘れそうなので、誤解されるのを覚悟で書いておくのも大切かなと思いました。
数日前に、東京近郊の友人から、電話がありました。「今、ホームセンターに来てるのよ。ツッパリ棒があるの。サイズは…。ブログに品薄だって書いてたから、買って送るわよ」と。ご厚意に甘えさせてもらいました。
幾人かが、「何か必要な物はありますか?送ります」と、メールなどをくださいます。心から感謝しています。でもヘトヘトな状態で受け取ると、いっぱいいっぱいなのに、欲しい物を考え、サイズや種類を調べて、返事しろっての?と、辛いのです。我ながら、あきれます。
確かに、買いに行った物が欠品で、入荷不透明で困りました。でもいくら何でも(根拠はありませんが)1か月もしたら、種類も豊富に並ぶのではないかと思います。その時に、どれが良いか考えながら、自分で見て買えるでしょう。
そんな私も、当事者でなかったら、きっと同じ、何とかして、大切な人の力になりたいでしょう。私に申し出てくださった人も、ナニナニはどうですか?とか、急がないので考えてくれれば嬉しいとか、できる限りの気遣いをしてくれているのがわかるだけに、答えられなかった自分が情けないのです。
折悪しく、エホバがいつもの笑顔でチャイムを鳴らしました。「被害はありませんでしたか?」に対し、「ここは西ですよ、ひどい被害があったに決まってるじゃないですか!」と、自分でもあきれるきつさで撃退してしまいました。
電話くれた友人から、物が届きました。夜になって少し落ち着き、ようやく返事ができました。助けていただきます。返事をしたら、すぐにまた返信がありました。嬉しかったです。
被災地で働く人に、ホットアイマスクの差し入れがあり、非常に喜ばれたそうです。良くわかるわぁ。欲しいサービスならあります。マッサージと、愚痴を相づちしながら聞いてくれること、これ間違いなしです。
いるもの、今は考えられないもの、ほんとにねぇ、当事者じゃないと分かりませんわ
入院中に持っていくフルーツにしても、ちょっとの加減で食べやすかったり量が多すぎたりと、工夫がいりますもんね
昨日の地震では、私はちょうどパソコンを見ていて、なすすべもなく、モニターを抑えていました。収まったとたん、ダリが鳴きながら、そばに来ました。
いかに、受け手の状況を想像できるか、それにかかっていますね。
★こけしさんへ
こんな体験したくはありませんでしたが、逆の立場になった時に、体験のない人よりは、考えることができると思います。こけしさんが水を持っ勝手にて駆けつけてくれたのは、本当に心強かったです。