2016年 12月 27日
マッチにミーハー (12/27)
大晦日にマッチを売り歩くかわいそうな少女が、マッチを擦って、大好きなおばあちゃんに誘われて天国へ行く話、そう「マッチ売りの少女」ですが、彼女が窓からうらやましげに見る温かな家には、七面鳥があったり、クリスマスツリーが飾られていたり。おかしいな、なぜ大晦日にツリーがあるのアンデルセンともあろう人が、そんな大事なことを間違えるわけが無い。私は誰にも聞けずに、苦悶していたのです。日本と西洋の文化の違いだったのです。
いや、今日はそのことではなく、マッチです。マッチが燃えている間は、幸せな空間が少女を包んでくれる。そのマッチのサイズが、どう考えても、自分の身辺にあるマッチよりも大きいような気がすると思っていたのです。そうだ、映画などで見る、たとえばカウボーイがブーツの底でするマッチも、暖炉の火をつける時も、もっと柄の長いマッチのような気がする。
そんなマッチ(近藤真彦じゃないよ)に、出会ったのです。25日に、なんちゃって孫達と待ち合わせて、「沙流川アート館」で開かれている「クリスマスギフト展」に行きました。大人も子供もプロもアマも、絵やクラフト等を出品しています。その中に、箱がデザインされたマッチがありました。普通のサイズと、その倍くらいのサイズのが。
当然聞きます。「あの~、この長い箱には、長いマッチが入っているのですか」オーナーが、ヘッと言うような表情になり、わからないのでと、一箱開けてみてくれました。いましたよ、ロングマッチさん。「買います、買います、だってぇ~、ずっと憧れていたんだもの。かっこいいでしょ」たまたま側にいた知人(おっさん)「ミーハーだね」「ハイ、筋金入りのミーハーですが、何か」
ミニうんちくを。マッチには、軸木の先に頭薬(塩酸化カリウム、硫黄、ガラス粉を膠で練ったもの)がついた軸木マッチと、切れ込みのある厚紙に頭薬がついたブック型マッチの2種類がほとんどです。日本工業規格(JIS)では、軸木マッチの棒の長さは48.5~51.5ミリ、太さは1.8ミリ以上。ブック型の場合は、長さが40ミリ、厚さは0.8ミリ以上、幅は3ミリ以上といった条件の他、多くの規定があります、そうです。
ギフト展では、笑美内親王様に、絵本も購入。尚私のアートは、今年もつま楊枝ネイルアートですが、展示できないので出品していません。右はとりかえばやオーナメントです。