2016年 07月 08日
サラとマリオのてんこもり (7/8)
「サラ・ブライトマン ガラ・コンサート」に行ってきました。前回、アリーナ席にしたら、前の人の頭でちっとも見えなかったので、今回は双眼鏡を持って、安いスタンド席にしました。ガラコンサートって、お祝いなどと言う意味です。新しいアルバムが出た訳ではなく。だから、特別なテーマがあったのではなく、サラ本人が、自分のキャリアにおいて大切な曲を並べた、と言っています。
宇宙に行くことをやめてその分のお金が浮いたから?と言うこともないでしょうが、大きなオーケストラを引き連れて、思い通りのゲストを迎えて、存分に歌ったと言う感じでした。そうかぁ、ごちゃコンにテーマを持たせて、ストーリーの様にしなくては、と毎年思い続けていたのですが、必ずしもそういうことでもないんだ。大好きな曲を並べました、でも良いんだね。思い入れが半端ではなく、圧倒されました。
火曜日にテレビで見て、サラ、失礼だけど、西洋の貫録たっぷりのおばさんになったなぁと思ったのです。特に上半身が、私の3~4倍あるんじゃないか。紙質では「笑の内閣」を上回る(ただしサイズが大きすぎて持ち帰りには不便)パンフレットには、過去の写真がたくさん載っていました。サラを初めて見たのも、テレビ番組だったと思います。「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を歌っていましたが、この人こそクリスティーヌだと、あっけにとられた記憶があります。昨夜のサラは、正に女王様でした。
「マリオ・フラングーリス」は、サラと対等に歌えるテナー歌手でした。マリウス・ラウル・トニーをやったことあるなんて、これはもうミュージカルの王道を行く人じゃないですか。何度も聴いているはずの「オペラ座の怪人」ですが、今までで1番かっこいいとさえ思いました。おっと~、いけない、世界一の怪人は、祐様ですけどね。私ももう1度歌ってみたいわ。相手は、マリオでも良いです。
もう1人、新鮮だったのが、カウンターテナーの「ナルシス」です。ナルシスって名前からして、良いじゃないですか。いつもはボーイソプラノと歌う「ピエ イエズ」をカウンターテナーで聴けるなんて。ナルシスの「カルーソー」も、非常に面白かったです。
アンコールでは、サラが素人っぽくオケの指揮をして、マエストロはピアノコンチェルトを弾きました。拍手に応えて、2回も出て来てくれたサラ、ありがとう。だるさはとれず、気分も落ち込んでいますが、満ち足りた時間を過ごすことができました。
今日の空も、今一パッとせず寒いです。早く暑くなりますように。