2014年 01月 12日
今年の大河ドラマ「軍師官兵衛」 (1/12)
それほどテレビっ子ではないし、連続ドラマは見ようとすると大変なのでほとんど見ないのですが、大河ドラマだけは、もう子どもの頃からの習慣になっています。
今年の大河は「軍師官兵衛」。又戦国かぁ・・・と思いましたが、信長・秀吉・家康が主人公じゃないから、良しとするか。息子は、「小寺家と龍野赤松家(赤松宗家とは別)の小競り合いとか、地味地方戦国史好きにはたまらんね。」と喜んでいました。小さい時から、紙粘土で戦国武将指人形を作って、セリフを言わせて遊んでいたし、「信長の野望」大好きだったし、歴史勉強したいからと京都の大学に行っちゃったのだし、きっと面白いんだろう。
1回目を見た感想は、大河らしい大河であるということかな。「八重の桜」に比べると、画面は少し暗いです。テンション高めで、主人公周辺では正論が飛び交う。
今年も、解説本を買ってしまいましたよ。官兵衛は岡田准一で、クールなイケメンだと思います。ですが、去年見た、三谷幸喜の「清須会議」の、寺島進のイメージが強すぎて、頭からぬぐい切れていないのです。あの苦み走った悪党面がね。浜辺で、姑息な手を使って、勝家チームの邪魔をした場面など、策を弄する人。解説本と映画パンフを見比べてみると、乱暴で、大ざっぱな分け方をすると、この二人の顔は、同類の部類なんじゃないだろうか。
似ている話をもう一つ。官兵衛の幼少時代(万吉)を演じたのは、若山耀人君です。かわいい子でした。誰かに似ている、大きくなったら、どんな顔になるかと想像したら、相棒の成宮寛貴です。目の離れ具合やいたずらっ子っぽい口が。
時代劇に接すると、必ず、なぜ戦をするのだろうという問題に突き当たります。みんな自分の立場を守るために必死、でもさ、戦のシーンで湧きあがっている様は、私は「アホか」と思うのです。その時代としての価値観なのは仕方ない。でも、ちっとも進歩していないことが悲しい。山本覚馬が言いました。「再び戦を学ばず」、人間は永久に到達できないのでしょうか。
今夜2回目。今年もたぶん、脱落しないで見ると思います。