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ニャンコ座リポート since 2005 April

今日の私の姿を誰が想像できたろう (12/30)

この年の暮れに、友達の一人が、自分の不注意とは言え、火傷をしてしまったそうです。幸い大事には至らず、むしろそのドジさを笑とばせるほど回復しつつあるそうで、安堵しました。
お風呂に入るのに、少々難儀したそうで、その話を聞いた時に、いっちゃんのことを思い出してしまいました。
今日の私の姿を誰が想像できたろう (12/30)_d0017084_9361974.jpg医大でももうなすすべが無く、地元の病院に戻って、だんだん病状が悪化していく中で、入浴も無理になり、年末に寝たまま入れるお風呂に入れてもらったと、とても喜んでいました。次はいつ入れるかと楽しみにしていたのですが、次はありませんでした。お義母さんと、とねっこの湯に行った時、お義母さんが露天風呂で、「お風呂に入れてやりたい。」と言ってボロボロ泣きました。いっちゃんは、温泉大好き人間だったわ、写真は10年くらい前かな、たぶんヌプン・トムラウシ温泉。
いっちゃんは、アミロイドーシスのせいで、皮膚や知覚もダメになっていたのでしょう。普通の力で清拭しても、痛がりました。看護師さんに蒸しタオルを何本も用意してもらって、そっと押さえるようにして、体をふきました。水を使わないシャンプーで髪を洗いました。
その頃の私は、精神状態も体の状態も限界に追い詰められていました。良くもちこたえたと思います。ブログは、無理をして、強がって書くことで、何とか自分を保っていました。
点滴や安定剤に助けてもらい、ようやく生きていたように思います。ニャンコ座リポートを読んで、これはまずいと思った友達(同朋の村民さん)が、飛行機で飛んできて、一緒に年越しをしてくれました。スーパーでオードブルと緑のたぬきを買って、病室で3人で食べて、夜警のおじさんに特別に頼んで、玄関を遅くまで開けておいてもらって・・・色んな人に助けてもらいました。
あ~。人は悲しみが多いほど、人には優しくなれる、かな。
これを想えば、「年末年始をふるさとで過ごす」ニュースに苛立ち、一人で年越しなどやってられないと嘆いているなど、大したことではない。今日の私の姿を、いったい誰が想像できたろうと、感謝・・・はしたくない。悲しみなど、多くない方が良いに決まっているもの。
歌友が、音楽に生かされていると言いました。私もそうです。天気良いので、筋トレ066.gif&泳ぎ納めしてこようと思います。「強く正しく生活せよ」と、賢治が言っているから。
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by nyankai | 2013-12-30 09:33 | 夫いっちゃん | Trackback | Comments(0)