2013年 06月 13日
Yちゃんのスケール (6/13)
6日の夕方には、会場でYちゃんと合流するはずだったのが、急に仕事になって、Yちゃんが来れたのは7時を過ぎていました。それから色々な打ち合わせをしたりして、二人でアパートに帰ったのは深夜で、「散らかっていますけど・・・」と言われて、さもありなんと、かなりの覚悟をして行きましたが、想像以上でした。非難ではなく、これは大変だと思ったのです。夜も更けて、Yちゃんは何をしたかというと、引き出物のラッピングでした。楽しいから良いんですよと、ニコニコしながら。Yちゃんと私は、およめさん&おとめさんではなく、同士だと思いました。
翌日も、朝早くから遅くまで仕事。私は昼過ぎにちょっと観光っぽいことをしましたが、何をしていたかと言うと、片付けや洗濯や最低限の炊事(Yちゃんは家の中をいじられることを嫌がらないので、助かる)、そして式に関わる作業でした。座席票がプリントされた物と買った台紙がそのままになっていました。こんなことまで自分たちでやろうと思っていたんだ。これ、私がやるしかないでしょ。テディベアのぬいぐるみキットが2体、頭だけができた状態でした。Welcome ベアとして受付に置きたかったんだけど、目玉が一つ転がっちゃってと笑う。何とかしてやりたいと這いつくばって目玉を探して(プリンターの陰にあった)、完成は無理だったけれど、ごまかしてそれらしい形にしました。
前日はさすがに休みをとっていましたが、Yちゃんは夕方まで、座席カードの一人一人に、笑顔でメッセージを書き続けていました。
その日は夜になってゲネプロ。「24時までやります。」と言い放つ息子に、Yちゃんは平気でした。どこの世界に、式の前夜に花嫁さんにこんな苦労をさせる人がいるんだ。
ウェディングケーキは、Yちゃんのお友達の手作り。ヘアメイクもお友達。二人のおいたち紹介の写真は、高校に入ってがっくり写真が少なくなる息子に対して、Yちゃんはそれ以降のが、選べない位に多くなります。いつも笑顔がはじけて、友達に囲まれているYちゃんの姿です。
こんなとんでもない所で、とんでもない結婚式をしようという息子を、丸ごと受け止められるYちゃんのスケールって、どんだけ大きいんだろう。「もう、こんな苦労させられて、(息子を)返品しちゃおうかって思います。」と相変わらずニコニコしながら言うYちゃんに、参りました。私なら、あんなの絶対に夫にできないです。Yちゃんは今や、私以上に息子を理解してくていると思います。
誰もがYちゃんのすばらしさを知っていて、語ります。息子と一緒に歩いてくれる人など、Yちゃんしかいません。よくぞ出会ってくれました。