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ニャンコ座リポート since 2005 April

中年御三家の本たち (12/12)

中年御三家の本たち (12/12)_d0017084_9492211.jpg小沢昭一さんが亡くなりました。
たまたま車に乗って「小沢昭一的こころ」が聴けると、その幸運に感謝して楽しませてもらっていました。
いっちゃんが大好きで、どこかのけっこう遠い所へ講演会にも行きました。たぶん1度ではないと思います。ハーモニカを吹いてくださいました。何かを思い出そうとしても、具体的には思いだせないし、家には本が相当数あるはずなのだけれど、いっちゃんの蔵書は、箱を開けないまま積み上げられてのもあって。いっちゃんはニャンコ座に越してきて半年で病気がわかって、いつか元気になったら自分で好きなようにレイアウトする…はずでしたから。ダメだなぁ私。来年こそ、暖かくなったら本の整理しよう。
「昭和中年御三家」でしたっけ。後二人は、野坂昭如さんと永六輔さん。コンサートは、テレビで観たかもしれない。
野坂昭如さんと永六輔さんの本は、どっさり見つかっています。いっちゃんが次々とむさぼるように読んでいた頃、私は時々それをちょっとのぞきみしては、ついていけない敗北感に囚われました。これは、男の本だ!時は過ぎ、何度か挑戦しても、女の私には踏み込めない部分があると思っていました。私が1番好きな王子様キャラは、これらの本には出てきませんから。(2番目に好きなのは、ちょい悪ですが、何か?)永さんは、おばさんって言われてますけどね。
息子が学生の頃だろうか、大失恋をして自信を失っていたことがあります。あいつだってあるんですよ、そういうことが。いっちゃんは、野坂さんの本を何冊かチョイスして「送ってやれば。」と。少しして息子から「みんなおんなじじゃないかっ、ホッとした。」と電話が来ました。みんな悩んで大きくなるのですもの。ソ・ソ・ソクラテスもプラトンも。親子して、野坂さんの本で成長させてもらったのかなぁと思いました。
いっちゃん、小沢さんがそちらへ行ったよ。大きい声では言えないけど、いっちゃんは喜んでいるんじゃない?
昨日、和央ようかと花總まりの「ベルバラ」を、深夜まで観ました。だからわたくし、今朝は朝寝坊してしまいました。おはよう、フェルゼン。昨夜は、星が降るように美しかったわね。どうりで、今朝は何と雪の上にキラキラ輝く星くずが美しいですこと。キャシャリン・マジョンソワーズ・ド・ニャンカイは、ニャンコ座の女王なのですから(凛!)
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by nyankai | 2012-12-12 09:49 | 人 あれこれ | Trackback | Comments(0)