2012年 08月 05日
大人の顔 (8/5)
親バカだと笑ってください。良い意味で、息子が遠い人に見えました。誇らしいのです。いっしょにやって来た若者たちも、みんな大人の顔になったなぁと、しみじみ思いました。
まだ帰りたくないな(≧∇≦)
追記
「駒場アゴラ劇場」は、平田オリザさんの劇場だから、そこでやれるというのは、箔が付くことなのだそうです。
劇場は、泊った渋谷東急インから京王井の頭線で二駅(電車賃が120円ってすごく安い印象)、ネットからプリントした道案内が的確で、私でも迷わずに行けました。
今回は演出が息子から別な人に代わっているし、出演者もかなり入れ替わっているので、どんなふうになっているか楽しみでした。たぶん脚本は、一部の時事ネタを除いてほとんど変わっていなかったと思います。女の子の衣装は、パワーアップされていました。
テンポが良くなり、弥生が卓也に抱く感情、そしてエンディングもわかりやすくなっていました。
演じる人がが変わっているのだから当然ですが、役のキャラが前任者にとらわれていないのが、なかなか良いと思いました。
特に、長い付き合いになってきている子(と書くのは失礼ですが)が、いく分素の部分もわかっている子が、舞台の上で又知らなかった側面を見せてくれるのが、新鮮でした。そして何より、その子たちがしっかりした大人の顔になったものだと、まるで保護者になった心境で嬉しかったのです。
息子が遠い人になったというのは、悲しんでいるのではないのです。公演を見に行くと、息子とはほとんど話せません。息子は人生をかけた仕事中なのです。田舎から出てきたおかんが、話しかけたりするべきではありません。発達にバランスを欠き、おそらく周囲の人に助けてもらわなくてはならない息子ですが、仲間を連れて東京まで来てしまい、代表者としてグダグダなりにも指示を出し、アフタートークのお歴々とわたりあっている姿を見て、私など手の届かない所に行ってしまったなぁ、偉いなぁと誇らしくなったのです。
でも、忙しくて宣伝にまで手が回らないからと、札幌公演のためにチラシをどっさり持たされ(重いじゃないか)、親戚や私の友人関係に自腹で送るようマネジメントを承ってきた、おバカな母なのでした
ありがとうございます。
本人たちにとっては、反省点多々の公演だったようですが、反省ができるということは、きちんと向き合えていたのだろうと思います。
オタクのことは門外漢の私ですが、娘さんに感謝です。
育児日記は、すいません、買っていただいて。もしかしたら、息子がなぜああいう風に育ったか、垣間見られるかもしれないです。