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ニャンコ座リポート since 2005 April

「心でっかち」という言葉 (2/20)

雪は少ないニャンコ座地方ですが、昨日はずい分融けました。とは言え、気温は氷点下のまま。お日様が力強くなったのですね。
これはブログネタになるかも、手元に置いて熟成させてと思って、新聞を切り抜く。でも、そのまま忘れてしまう。テーブルの上を整理すると出てきて、フ~ンと考え込む、なんてことを良くやっているんです、私は。
北大の教授が書いた、「心でっかち」な評論家の言葉には・・・健全な疑いの目向けてという文章がありました。「心でっかち」は「頭でっかち」に対する、その方の造語です。頭でっかちな人が、理論に対する思いこみのために現実を見ようとしないのと同じように、心でっかちは、現実を見ないまま、大和魂があれば竹やりで戦車に立ち向かえると主張していた人が代表である・・・云々。
経済のグローバル化と市場化のせいで、現代の日本人は思いやりや暖かな心を失ってしまい、若者たちによる殺人事件や凶悪犯罪が増加してと言われていますが、若者たちによる凶悪犯罪は、過去半世紀以上にわたって、数分の一まで減少している事実に目を向けていないのが心でっかちで、そうですねぇ。
「心でっかち」という言葉 (2/20)_d0017084_929584.jpg著者は、石川啄木が少年時代の思い出を綴った小説「二筋の血」を勧めています。
昔はこんないじめは無かった?・・・それはウソ。些細なことですが、小学校4~6年の時に、股関節が悪い私を、「びっこたっこ」の「たっこ」と呼ぶ子がいました。ものすごく不本意でしたが、それにひるむのはプライドが許さなくて、反論もせず、平気を貫きました。今なら、人にそういうことを言ってはいけないという知識が浸透しているので、先生も親も許さないでしょう。
好き嫌いや感情が物事の判断基準になってしまう私は、大別されれば心でっかち人間でしょう。だから、裁判員には向いていません。息子は小さい頃から、データが好きな子でした。だから頭でっかち(何しろ、頭囲がでかすぎて、予定日より2週間早く出産させられた)かもしれません。でもこの頃、本当の自分は心でっかちなので、その裏返しとして、理論武装したいのかもしれない、などと言っています。口はばったいですが、代表作になるかもしれない「非実在少女のるてちゃん」は、頭でっかちと心でっかちの戦いの側面もあります。
それでも私は、さんざん説明されたあげくにバサッと「でも、嫌なものは嫌!」とか言いそうだわ。誰かが言ってた。感情は、くしゃみやげっぷやおならと同じ。がまんするのは体に悪い。ただ、出して良い時と所を選びさえすればって。
Tracked from トラブル解決無料相談センター at 2012-02-22 11:22
タイトル : 返金・解決お任せ下さい!投資詐欺、未公開株詐欺、社債詐欺..
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Commented by こけし at 2012-02-20 19:39 x
出してよいところと場所をわきまえて・・・
なぁるほど、納得!
Commented by nyankai at 2012-02-20 21:54
★こけしさんへ
誰が言ったんだっけ。私もひざを打ちました。
納得ですよねぇ。
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by nyankai | 2012-02-20 09:27 | 心もよう | Trackback(1) | Comments(2)