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ニャンコ座リポート since 2005 April

ニャン歌のお勉強 (9/12)

ちょっと前に、ミクシイで、短歌を楽しむ小さいコミュニティーに入りました。が、全然書き込みがありません。私は基本小さいコミュの方が好きなのですけど、それは濃い交流がしたいのであって、反応が無いのは正直さみしいです。
私が短歌もどきを作るのが楽しいなと思えるようになって、まだまだ日は浅いですし、本格的に勉強していないのですが、「枕詞を勉強してみたら?」というお勧めがありました。それもそうだ、少しはそんな本でも読んでみようかなと思って借りたのは、俵万智の「短歌をよむ」と、栗木京子の「短歌を楽しむ」でした。「よむ」は「読む」よりも「詠む」の方が良いそうです。明治30年代あたりよりも前が和歌、その後は短歌と呼ぶそうです。私のはニャン歌です。
短歌は「あっ」という、心の揺れが始まりだそうで、一人称の文学であり、告白ですと。告白しておきながら、なんちゃってとボケても良い所が、便利です。妄想を付け加えられますからね。
普段口にする日本語は、知る限りの外国語に比べてリズムが付けにくいのですが、五七五七七にあてはめると、これが気持ち良い。限られた文字数の中に「枕詞」をわざわざ入れるなんて、もったいないのですが、「枕詞」はナニナニという言葉の情景を引き出してくれる、すばらしいものなのです。「たらちねの→母」「あしびきの→山」「あおによし→奈良」とかいう。
「序詞(じょことば)」という言葉は、知りませんでした。比喩みたいなものです。
他に「掛詞(かけことば)」や「本歌取り」とか、そうそう、思い出しました。まだまだできませんが、いつか挑戦してみたいと思います。高校の古典の授業は、本当は嫌いじゃなかったのです。
短歌は「素人の時代」だそうです。小説は書けないけれど、詩も難しいけれど、短歌ならとりあえず作れそうな気がするのでしょう。ニャン歌のお勉強 (9/12)_d0017084_9284083.jpg「心派」と「言葉派」と表現されていましたが、素人は、ひとまず「心派」になれます。でも本当の歌人とは「言葉のプロ」じゃないとだめですね。せっかく「あっ」が来ても、言葉が当てはまらなくてじれったいことは、いつものことです。言葉をいじっているうちに、何に「あっ」と思ったのかがないがしろになったりします。
ということで、今夜は中秋の名月。満月(望月)。「あっ」・・・よりも「あ~ぁ」。
   ラ・ルーナかくれた夜に来た君が みつる今宵も来やしないかと
もう一首、道新日曜文芸に選ばれていた、人様の作品ですが、紹介したくて。
   十四年過ぎてますます思い出す 亡夫(つま)に逢いたし甘えてみたし
そうそう、もう一つ思い出しました。大学時代、声楽の課題で、石川啄木の短歌に作曲されたのを何首か歌いました。あの長内先生にに、良い味出していると褒めてもらいました。「友がみな」とか「秋の夜の」とか、誰の曲だったかなぁ。
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by nyankai | 2011-09-12 09:23 | おはなし | Trackback | Comments(0)