2011年 07月 10日
今の方が相当ましと思ったら涙が (7/10)
花の咲き具合を確かめたくて、うっかり毎年の7月の古記事(注:ブロガー仲間のかま猫さん→ここ が使った言葉。「古事記」ではなくて「古記事」。)を見てしまいました。2005年・2006年・2007年の7月には、いっちゃんがいるのです。2005年は、まだ一点の曇りもないと言っても良い時。本当は前年の秋、母をグループホームに落ち着けた後で、私がうつ状態になっていて、ニャンコ座を建てる準備中であるにもかかわらず、100%を出し切れていなかったのではありますが、それでも私たち夫婦にとって、最後の問題の無い夏、華やかな夏でした。いえ、いっちゃんの体の中では、もう恐ろしい病魔は牙をむき始めていたのでしょうが。
2006年はニャンコ座に住んでいて、その年の1月にはいっちゃんが人間ドックでタンパク尿を指摘されていて、夏休みには検査入院が決まっていて、今思うと、人一倍丈夫だったいっちゃんに、色々と異常事態が起こり始めていました。それでも私たちは不安を振り払うかのように、張り切って行動していました。
そして2007年の7月は、移植の甲斐無く病気が進行し、いっちゃんがニャンコ座で過ごす最後の短い夏が半分で、その後入院し、私も血尿が出たりして・・・あ~、どうして私こんなこと読んでるの。
どうやって辛くて不安な7月を、心も折れずに乗り切ったのか、自分でも不思議です。一生懸命明るく楽しい事を書いているように思います。我ながら健気です。痛々しいです。そうするしかなかったのですけどね。
いっちゃんがどんな体になっても、寝たきりになっても生きていてほしいと願ったのは心からのことですが、でもでも、どんなに寂しいとふてくされていても、今の方が「心配事が無い」という点で、相当ましかもしれないと感じたのでした。そう思ったとたん、涙があふれて、しばらくの間しゃくりあげて泣いてみました。たまには良いんです。泣くのも。だって、いくら自分が好きで、自分で選びとってきた人生だと思いこもうとしても、生き死にはどうすることもできないのだもの。
PS なでしこ、すごい、やりましたね。 北海道、蝦夷梅雨の様相。
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行きつ戻りつ、思い出しつつ・・・
すこ~しづつ、でも着実に変わっていくのですね。
その変化をそのまま受け入れられるようになっていくことが
年を重ねるってことなのかもしれないですね・・・。
必要なんです。泣くことも。はい。
★こけしさんへ
そうです、玄関横です。この間の嵐の後、くぐり抜けられないほどになってしまって、直すのが大変でした。
これ「わらべは見たり~」の野バラだと思うのですが。
人生は、行きつ戻りつ・・・でも時は流れ、季節は巡る・・・
イキシニハどうしようもない。必然とわかっていても。本当に泣いてもいいですね。私もニャンカイさんの日記を読み返したときがありました。とても頑張っていましたね。今も・・人間って何だろうって毎日思います。