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ニャンコ座リポート since 2005 April

フライング記事の仕切り直し (11/13)

ブログを始める前は、新聞投稿が好きでした。ぱったりそれをしなくなったので、親戚やネットをやらない友達に「この頃見かけないけど、元気なの?」と心配されたことがありました。先月思い立って「読者の声 今月のテーマ【うそ】」に投稿してみましたが、みごとにボツになったことが、昨日ようやく新しいテーマになったことで確認できましたので、安心してリサイクルします。
        フライング記事の仕切り直し (11/13)_d0017084_9151170.jpg歯が痛いと言うしかなかった
 昭和30年代のこと、私は町の小さな保育所に通っていました。
 その園庭にはいくつかの遊具があり、お気に入りは箱ブランコでした。外遊びの時間に何人かの友達と箱ブランコに乗って、「泣きまねごっこ」をしました。楽しくて笑ってしまったら負けで降りなくてはならない、というルールでした。
 思わず込み上げそうになる笑いをこらえながら、迫真の泣きまねをしているうちに、空想好きな私は、いつしか自分の世界に入っていったのかもしれません。気がつくと、一緒に泣きまねをしていた友達は誰ひとりいなくなって、泣いている私を心配した子や先生までもがそばにいたのです。みんな、ひどい、なんでこんなことに。
 5歳児にその言い逃れをする術はありませんでした。どうして良いのかわからなくなった私は「歯が痛いの。」と消え入りそうな言い訳をして、実際にちょっと虫歯になりかけていた歯に、苦い薬をつけてもらって、迎えに来た母にもその報告をされて、家に帰ったのだと思います。

この保育所は、当時はお寺にありました。あの暑い夏の日に、母を見送ったお寺です。
保育所時代の写真がほとんどありませんが、これはお遊戯してますね(昭和37年卒園間近)。タイトルは「仲良し小みち」で、相手は柴崎けんじちゃんです。けんじちゃんと踊りたいと、先生に直訴しました。ずっと仲良しで、3年生の時コオロギをくれたのに、それを逃がしてしまって泣いたのを覚えています。私が4年生で転校し、その後脳腫瘍で亡くなったので、強烈に覚えているのです。
息子が「都小P会長新谷珠恵氏の暴言や服装が話題になっておりますが・・・中略・・・私は馬鹿な親じゃないおかげで健全に育ちました。ありがとうお母さん。でも、いい歳して服装が可愛いって点は一緒ですよ。」とつぶやいてくれていました。褒めてくれてありがとう。だって、おばさん服は嫌いだし、みんなブカブカで着られないんだよ。
Commented by nabesan at 2010-11-13 12:38 x
息子さんのツイートは私も思わず吹き出してしまいました。
子どもの頃仲良しだった子が夭折すると、記憶にしっかり残りますね。私も2人います。一人はやはり脳腫瘍(当時は脳膜炎と言っていたけれど)、一人は交通事故でした。
Commented by nyankai at 2010-11-13 17:41
★なべさんへ
笑える共通の話題があるって、ありがたいことだとしみじみ思いました(*^^)v私だって、教育関係の取材があったら(あるわけないけど)、固いスーツ着ますわよ。
誰にでも、夭折した友達って、やっぱりいるんですね。
Commented by theresia at 2010-11-13 22:04 x
すごい!
5歳にして女優だったのですね?
Commented by nyankai at 2010-11-13 22:18
★theresiaさんへ
そう言われると、写真が暗くて残念ですが、けんじちゃんへの私の態度は尋常ではない気がします。5歳にして(-_-;)
そして私は今、アラカンを前に、かなりマジで女優カムバックを画策していたりして・・・
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by nyankai | 2010-11-13 09:15 | コラムニスト気どり | Trackback | Comments(4)