2010年 07月 08日
「ろう者のトリセツ 聴者のトリセツ」 (7/8)
ブロガー仲間さん→ここ から、こんな本を薦められました。ろう者と聴者の言葉のズレを取り上げています。
ネットで調べたところ、紹介文として「2時10分前」というのがありました。聴者は、2時10分前は、1時50分のことだと言うことは、疑いようもありません。ところが、ろう者は、2時10分の前、つまり2時5分から9分あたりのことを言うとのことです。そう言われてみると、なるほどと思いました。
さっそく図書館でリクエストして、1番に読ませていただきました。
笑いごとではないのですが、中味は「なるほど」だらけです。たとえば「新しい」という言葉。
※「汚れたので新しい服に着替えよう」聴―洗濯した服 ろうー買った服?
※「新しい薬を出しましょう」聴―別の薬 ろうー新薬?
※「ラーメン 新しく作り直します」聴―もう1度作る ろうー新メニュー?
※「新しい彼女ができました」聴―今度の彼女 ろうー新しい・・・つまりバージン?
手話は、とても合理的にできているようですが、その時手元ばかりを見ていると、表情や口の動きを見落とす危険があるそうです。
この本の目的は「ズレをなくす」のではなく、「ズレを知り、認める」のだそうです。ズレを学び、手話は日本語の補助などではなく、独立した言語であることを実感してほしいとのことです。
確かに人生の後半を生きている私ですが、「新しい知識に出会えることは、悪くない(ろう者にとっての最大の褒め言葉)です。」って、ズレないで伝わりましたか?
息子が、「スペインvsドイツ」を見ているのが聞こえていたのですが、起きられませんでした。したがって、息子は寝ています。
その後も、町の手話教室に女房と通ったりしたのですが、今はもう使えません。そういえば、北海道は坂本九がろうの方をはじめ、障害者とのコミュニケーションに努めたところですね。
学生のころ、ろう者の方から少しだけ習いましたが、別の人で、こうも使うよと言われたことが。
今はちょっとわかりませんが、北海道のろう学校は、基本口話が中心でした。
私は、早口なので、読み取りにくいみたいです。手話は、今自己紹介しかできません。使わないと忘れますわ。