2008年 10月 04日
動いて歌って生きている夫 (10/4)
合唱をやっていると、ごく一般的な人よりも、映像が残っています。夫の姿も、ビデオで見ることができます。夫が死んでまだあまり経っていなかった頃、両親と一緒に見て泣いてしまったので、しばらくは触りもしないでいました。
この頃又、夫が生きていた事を確認したくて、立て続けに見ました。平均年齢の高い弱小合唱団なので、とにかく楽しい事をやろうと、毎年の合唱祭では、選曲・演出に工夫を凝らして、歌の下手さをカバーしてきました。夫はもう一人の男性団員(この方は、とってもすてきな方です)と組んで、ソロや楽器やナレーションなどをこなしてくれました。ソムリエの扮装で、「ビー・アワ・ゲスト」を歌っているところなど、画面の中に、動いて歌って生きている夫がいます。それはとても自然で、どうして私の側に夫がいないのか不思議なくらいです。
夏にA子さんと小牧温泉に旅行して、それはとても楽しかったけれど、旅行も買い物も食事もやっぱり夫と行くのが1番だと思いました。私はまれに見る「幸せ者」だったのでしょうか。その分何かが欠落したかのような私は、限りなく頼りない人に見えるのかもしれません。今でも、男性とは、命がけで女性を守ってくれて、きれいだと言ってくれるものだと思っているのです。
いやっ、あまりにロマンティストだわ~♡、私、いったい何歳?
この間、合唱団の仲間が遊びに来てくれた時もビデオ鑑賞会をしたら、「良いなぁ、私もロングドレス着たいわぁ。」と言ってくれました。何とか団員を見つけて、復活したいです。誰かの役に立ちたい。誰かが喜ぶ顔が見たい。生き生きしたい。ワクワクしたい。
PS 「サリドマイド」、いよいよ認可されるようです。
本当に素敵な理想的な旦那さまだったのですね。女性をお姫様にしてくれる男性ってなかなかいません。イギリス男性が割とそうですけど、女性はお姫様にならずに図に乗って怖くなってしまってるケースが多いですが(苦笑)
うちの母もニャンカイさんのように、父に守られてきたタイプです。だから翼をもがれたように頼りなげです。父に守られて生きてきたんだなあと羨ましくなることもあります。
うちの夫は私に結構厳しく宗方コーチと岡ひろみのような関係です。まあそれはそれで、両親に甘やかされてのんびりしていた私には向いてるのかなーとも思います。夫は不治の病をずっと看る仕事だったので、結婚当初から「僕が先に死んでも独りで生きてゆけるようになりなさい」と何度も言われてきました。母が未亡人になった今、夫の言葉の意味がしみじみ理解できるようになりました。
素敵な歌声、私も聞きにいきたいです。
shibakoさんのお母様も、一見意地っ張りで気が強そうで、実は抜けていて、信頼できる人には(弱さもだめさも)何でも見せてしまうような、そんな人ですか。
夫婦のあり方としては、shibako さんたちが望ましいと思います。
★madame4mayjpさんへ
だから「白馬」が空から下を見ている、東山魁夷の絵が、気になるんです。
どんなシワシワになっても、お姫様で生きる事にしようかと、本気で考え始めています。
よくそこまで頑張って来られたなぁと厚かましくも感慨深く思っています。
ソムリエの扮装で、「ビー・アワ・ゲスト」を歌うご主人
私も拝見拝聴したかったです。
美女と野獣の・・ですよね?
大好きな曲です。
「夫が生きていたことを確認したくて」という言葉
ずしりと心に響きました。
「ビー・アワ・ゲスト」は「美女と野獣」ですよ。左上の写真です。