2008年 05月 28日
登別厚生年金病院の患者だった私 (5/28)
旅行のことは改めて書くとして、(じゃ、何を書くのよ!とあせらいないで、そこのあなた。)登別は私にとって、特別な所なのです。
右の先天性股関節脱臼がこじれた私は、小学校に入る頃にはもう痛くて歩けない状態になっていました。股関節脱臼の名医として名高いU医師がいる登別厚生年金病院に、両親はすがる思いで私を連れて行ったはずです。1年生の時は、装具を付けて1ヶ月ほどで退院し様子を見ていたのですが改善されなかったので、2年生の時、回転骨きりとかいう大手術を受けました。当時としては最新の最良の治療で、U医師はその手術に関して、第一人者だったそうです。
今の私の足の状態は、日常生活に不便があるわけではないのですが、たまに痛くて、右足には力が無くて、3cm短いので色々不都合があり、良くこける、そんなところです。似た状態の知人が、身体障害者になれば何かと便利だと薦めてくれたので、今さらながら診断書を書いてもらいに行ったのです。夫の扶養家族だった頃は何も考えていなかったのですが、自分に色々ふりかかってきて初めて、持っている権利は行使しようという気になったのです。
今日診察してくれた若い医師は、「7級くらいで交通費が安くなる程度だけれど、申請したほうが良いですよ。」と言ってくれました。レントゲン写真を見て、(U医師の)腕前はすごいと褒めていました。担当の看護師さんがU医師がいた頃からお勤めしていたそうで、今は札幌においでだという消息がわかりました。
写真は、温泉街方面から病院(建物は変わりましたが)を見たところです。小学校低学年だった私を残して家に帰る母が、どんな思いでバス停から振り返ったのかな、その時もこんな風に八重桜は咲いていたんだろうか、な~んて思いました。