2008年 05月 25日
同じ立場の本音トーク (5/25)
ところが、もう10年以上も前になりますが、先生が50代にして病気でお亡くなりになったのです。つまりSさんは、私の今回の立場の先輩なのです。だからSさんとはず~っと、ゆっくりお話したいと思っていました。終演後、Sさんとお茶を飲みながら、ようやくそれは実現しました。
どうしてこんなに早く逝ってしまったのと、文句の1つも言いたいこと。病気であっても、仕事をしたがったこと。夫は仕事人間ではないと思っていたのですが、去年あんな体でも復職したがったものね。私は、本当は反対でしたが。病気の夫が、残して行く妻をかわいそうだと気遣ってくれたことも、同じでした。
私が恐る恐る「同じ病気でも、良いほうへ向かっている人がいると、とても嬉しいのだけれど、なぜ夫はだめだったのだろうと悔しくて、うらやましくて、・・・」と言ってみたら、それはあるあると、と力強く共感してくれました。
又Sさんは、辛いとか悲しい時よりも、嬉しいことなどを分かち合える相手がいないのが寂しいと言いました。だからGWはすごく不愉快で、早く終われ~と思い、うかれているニュースなんか見たくもなかったことを白状したら、Sさんも未だにGWは嫌いだと言ってくれました。子供さんやお孫さんの邪魔はしたくないそうです。(誤解されては困りますが、Sさんの子供さん達は、すばらしい方達ですよ。)
最後にSさんは、女は強いからきっと普通に元気になれるから心配いらない、と明るく笑ってくれました。又、会いましょうSさん。