正に音師 (5/24)  

夫の実家のある町で、昨夜とあるコンサートがあり、行ってきました。私の中学時代の音楽のT先生が、お仲間と共に開いた「ピアノと声楽の夕べ」です。
d0017084_16351840.jpg聴き手のことを考えて選ばれた曲の数々は、とても良かったと思います。たとえば声楽は唱歌(「花」「夏の思い出」)や日本歌曲からオペラ(「私のお父さん)。ピアノはベートーヴェン・ショパン・ドビュッシーなど、耳になじみのある曲です。又、ソプラノとバリトンのデュエットとピアノ連弾という、あまり聴く機会のない形も大変良かったです。
そのT先生(この試みのリーダー)は、私が中学に入った年に新卒としてやってきました。大学の先生に、教職になんか就かずに歌の勉強を続けなさいと言われたのを断わったのだそうで、根っからの先生なんだなぁという人です。本格的なバリトンで、授業中や放課後に、オペラのカラオケのレコードをかけて「もう飛ぶまいぞ この蝶々」を歌ってくれたのを聴いて、田舎の中学生の私たちがカルチャーショックを受けたのを、鮮烈に覚えています。
もしかしたら、T先生に出会っていなかったら、今の私はなかったのかもしれません。奇しくもT先生の後輩になった学生の時にお会いした折、「音楽の勉強をした者は、その地域で音楽活動をしなきゃならないんだ。」と熱く語ってくれました。私が富川で、小さな合唱団を大切に思えるのは、まぎれも無くT先生のおかげです。
今回、ようやくコンサートに行く決心をしてお電話したら「あなたを元気付けられるように、一生懸命歌うからね。」と言ってくださいました。それが具体的にどういう意味かはわかりませんが、中田喜直の「悲しくなったときは」の中に「辛い朝も むごい夜も いつかは終る」とかいう歌詞がありました。「すべての山に登れ」も良かったかな。
コンサート終了後にちょっとお話できましたが、その地域の音楽の力を持った人達に、発表の場を持ってもらうことは、とても大切なことだ。自分は図々しいので、まずは声をかけたんだ、と爽やかに言ってのけました。私にとって、T先生は、恩師であり音師なのです。
夜帰ると心配かけるので、すごく久しぶりの夫の実家に、泊めてもらいました。
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Commented by vimalakirti at 2008-05-24 22:33
わぁ~、なつかしい地名! 一度だけ行った記憶があります。
空が大きくて感動したこと、突然雨が降ってきて、
大きな虹がかかったこと... そんな思い出の町です。
Commented by kawazukiyoshi at 2008-05-25 01:59
北の国にも初夏が来たかなー。
半そでで野原を駆ける時期かなー。
野の花をめでて、外で遊びなさい。
子供のように。
きっと一緒にいてくれるよ。
今日もスマイル
Commented by nyankai at 2008-05-25 09:10
★vimalakirtiさんへ
そうですか、わかりますか。
あまり身近な町なので、すばらしさがわかっていませんでした。すごい豪雪地帯です。玉葱畑がたくさんあります。

★kawazukiyoshiさんへ
ばらつきもありますが、良い季節になってきました。
外は本当に気持ち良いですよね。
ありがとうございます。
by nyankai | 2008-05-24 16:29 | 音楽(合唱) | Trackback | Comments(3)