2008年 04月 03日
かっこ悪くは無い息子
家に帰って、祭壇の無い部屋を見たとたん、四十九日の夕方感じた寂しさの正体が、わかりました。私には、区切りの無い自由時間が果てしなく続いていくんだという、失望感というか。主婦が日中感じる1人でいることの幸せは、夕方になると帰って来る人がいるからこそです。
息子は、大学を卒業しても演劇を続ける道を選び、そのためには普通の勤め人になっては時間がとれないからと、カクテルバーでアルバイトの日々です。稼ぎは少なくて、同年代の人と比べたら、限りなくダメ人間です。何度か失恋して嘆いて、それでも今お付き合いしてくださる女性がいるのを、ありがたく思っています。
京都で演劇を続ける事は、夫も理解していました。帰って来てほしいなどとは、全然思ってはいません。時々知人にそんな話題を持ち出すと、人は「30歳までは良いんじゃない?」と言います。30歳までは良くて31歳からはダメなのか、その辺りはわかりませんが、好きなことを思い切りやってほしいです。
四十九日でも、どうせ無頓着な変な服装で帰って来ると思ったので、勝手に黒っぽい服を(通販で)買っておきました。超親バカです。かっこ悪くは無いんだけれど、お笑い演劇街道まっしぐらの息子は、カメラを向けると、すぐに変な顔をしてしまいます。
優しい努力家
好きな演劇で生活出来る日が来ることを信じて、心配にかもしれないですが楽しみですね♪
先日TVでワーキングプアのことをやっていましたが、彼らは人間関係を築くのが苦手なようでした。
その点、息子さんはバイトとはいえ自立しているわけですから、納得いくまで好きなことをするのもいいんじゃないかしら(←母親の立場だと心配なのは重々わかりますが)
さすがいつも「観られること」をされているのが
伺えます。
いつも私も「自分の好きな道を歩いていく子供を
育てるのが親の役目」などと言ってはいますが
nyankaiさんと同じ立場になったら
果たしてその姿勢を崩さずに居られるか全く自信ありません。
「イオンに寄ったけれど気晴らしにはならなかった・・・」
そうでしょうね・・・そうでしょうね・・・
ごめんね。言葉が見つかりません。
息子は優しいと思いますが、努力家・・・う~ん、怠け者っぽいですけどね。好きなことには、信じられない行動力はあります。
楽しみにはしたいです。
★Ceciliaさんへ
息子は、人と何かをするのが大好きです。いつもたくさんの仲間に支えられています。ありがたいことですよね。
★かま猫さんへ
これ、スタイリストは私です。いつもは着心地最優先の息子のこと、ダラーンとした服装になりがちなんです。それでも、嬉しそうに、このまま着て京都に帰ってくれました。
まだしばらくは、ショッピングも誰かを呼び出たほうが、楽しそうですね。
すっごくセンスが良いと思ったら、nyankaiさんのお見立てだったんですね(笑)
色の組合せがシックで素敵です♪
息子さん、大人っぽいですわ。
監督みたい(現場監督じゃなくて、映画監督です)
四十九日だから黒っぽくと思っただけ(後はお安く)なんで、ジャケットは夫の物です。帽子は私のです。
息子がもし現場監督だったら、声が大きいのは良いけど、きっと工事は失敗に終るでしょう(・・;) この服で、ズボンがニッカポッカだと極まり!ですね。