2008年 02月 22日
恋に落ちた話
いっちゃんと出会ったのは、大学に入った18歳の年でした。父が亡くなったのと同時期でした。大学の古い校舎の、音楽研究室のたまり場に、巻き毛の長髪・トンボめがね・パンタロンになぜか白衣姿(音楽の他に、理科の免許をとっていた)の、変な人がいました。
確か6月くらいにスポーツ大会があり、恒例の騎馬リレー(男子3人が騎馬を組み、騎手をリレーしていく)で、できるだけ体重の軽い騎手をと、ヤセッポの私が抜擢されました。1組目の騎馬の頭がいっちゃんで、「しっかりつかまってね。」と優しく言われて、その背中にしがみついた瞬間に、ときめいてしまったのでした。私はその後、何組か目の騎馬から落下しておでこをぶつけ、目がパンダになりました。騎馬から落ちて、恋にも落ちてしまったのです。
どこにでもいるおせっかいの友達が(感謝してます)仲を取り持ってくれて、付き合い始めましたが、いっちゃんは2年先輩。就職難の年に当たって、遠い根室管内に就職してしまいました。その後私も教職に就いて、やりがいのある毎日に、結婚の必要を感じなくなってしまった時期もありましたが、いっちゃんは近くに転勤してきてくれました。出会いから9年目の結婚でした。
去年の銀婚式を、退院したら盛大に祝おうと思っていたのに、叶いませんでした。でも考えてみたら、私たちは出会ってもう34年です。
34年前の私たち。一緒に写真に写れることが嬉しくてたまらない私です。
今日は、ニャンニャンニャンの日、猫達と一緒にお昼寝日にします。
結婚記念日とは誕生日と同じ程度重要だと思っていますが、あなたはいかがですか。結婚記念日は思い出と一緒にこれからどのような結婚生活をしていくのかを改めて考える素敵な1日だと思っています。 ... more
一生恋していられたら、ほんとうに素敵ですよね。
幸せなご夫婦だと思います。
今日は猫の日だったんですね。私も実家の猫が恋しいです。
何と行ってもスレンダーなお二人が
ミュージシャンか映画スターのようです。
ご主人のいっちゃんは右手は
こちらに向けて振っているのでしょうか。
この御写真を拝見していると
思い出は永さじゃなくて一瞬の輝きの強さだと感じます。