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ニャンコ座リポート since 2005 April

母の計略 (3/3)

この間母の所へ行った時のことです。
母はいつも目まいを訴え、横になっていることが多いのですが、その日も相変わらずでした。腕時計の電池がずっと切れたままなので、換えに行こうと誘うと(できるだけ外へ連れ出したい)、風邪をひいて熱があるので行けないと言うのです。そうであるならば、ホームから電話があるはずだし、少なくとも来た時に職員が何がしか私に言うはずだからおかしいのです。
母の計略 (3/3)_d0017084_106353.jpg母は良く思い違いをします。遠い昔の思い出と現実がゴチャゴチャになります。だから体調が悪いと、風邪をひいたことを思い出して、というか、もう母にとって病気という概念は「風邪」しかないのだと、この頃感じます。
でも万が一と思って職員に確かめてみると、その日の午前中は割と元気だったので、ちょっとくたびれたのかもしれないとのことでした。部屋へ戻り、おでこに手を当てて、「熱無いし、咳も出てないし、鼻声でも無いし、勘違いしたんじゃない?」と言うと、母の答えは意外なものでした。
「軽い風邪の症状が出ますようにって拝んだから、そうなったと思ったんだ。風邪ひけば、看病に来てくれるっしょ。」
私、キツイね。しばし・・・・・そして「そんな計略立ててたんだ、でもバレバレだね。」
おかあちゃん、あんたもやるね。普通ならここで、娘は母の本音を聞いて、ショックを受けて落ち込むのだろうか。でもそんなことであたしゃめげないよ。母と自分の立場が逆転したと感じて、情けなくて泣けた日、それが今日は少しだけ母と対等にやりあえた気がしたんだもの。
写真は、母の枕元近くの壁に飾ってあるお雛様です。6年生のひな祭りの日(日曜日)、私は朝から体調不良でした。何だかムカムカしていて、母の心づくしのひな祭りのご馳走が出来た頃にとうとう吐いてしまって、そのまま何も食べられず寝込みました。結果はインフルエンザで、それから1週間学校を休みました。しょうもない思い出です。
 PS 今日夫はリハビリと称して、久しぶりに運転して、隣町のスーパーに行き、念願の本屋にも行きました。もちろん私も一緒に行きましたよ。
Commented by Tomoko at 2007-03-03 21:58 x
親子ってだんだん逆転していくんですね・・・でも それが幸せなのかもしれない、そうしてずっと関われるのだから。。。先日私の実家で母がぼけた?!事件があったのですが、冷や汗ものでした。まだまだ聞いておきたいことあるのに、もうぼけるん?って
今日はお雛様でしたね
すし太郎でチラシ寿司を作り、トッピングをいろいろしまして、なんとか格好がつきましたが、我が家の娘はオヤジ’みたいなので、お雛様ってなんのお祝いなん?と聞いてました。
そういえばお雛様ってね 女の子の節句 桃の節句ってくらいで・・・

<その時代の「徐肇」という人に女の三つ子が生まれましたが、三日後に三人とも死亡してしまいました。。人々はこれはきっと何かのたたりだと、水浴をして忌み汚れを流し禊(みそぎ)をおこないました。この日がちょうど初の巳の日であったのだそうです。

これが上巳の祓(はらい)の行事が生まれた始まりと言われています。>
このように説明がありました。 
どうぞ 災いが遠ざかりますよーにm(__)m
Commented by nyankai at 2007-03-03 23:36
★考えてみたら、私も「桃の節句」の由来、知りませんでした。本来は、お雛様を流すんですものね。悲しい話ですね。
私の母の場合、うつ病症状から始まりました(と私は感じています)。今でもしっかり母親である部分も、残っているのですよ。
どうなっていくにしても、お母様とはたくさん話をしてくださいね。
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by nyankai | 2007-03-03 10:11 | 人 あれこれ | Trackback | Comments(2)