歌えて良かった (2/12)

コンサートから一夜明けて、ホテルでは興奮していたのと酔いが覚めてしまったのとで、あまり眠れませんでしたが、夫も私も元気で帰ってきました。
「マタイ受難曲」の練習を始めたのは一昨年のことです。去年7月の東京は練馬でのコンサートは、夫の体に異変が起きているのは知ってはいましたが、まだ本人に自覚症状も無く(本当はあった)、ただ嬉しくて歌ってきました。夏の1週間の検査入院の直後の仁木町でのコンサートは、大変思い出深いものになりましたが、この時夫の足がひどくむくんで、病気であることを思い知らされました。
その少し後に、病名がわかり、辛い日々が始まりました。
d0017084_17253056.jpg10月下旬に夫が入院し、私もほとんど練習に行けなくなりました。治療そのものが大変危険と隣り合わせだったので、1月12日の移植以降のことが全く考えられなくなりました。
移植が上手くいってようやく、私は参加しようと思うことができたのです。実は、夫は2月の中旬まで入院しているとふんだのです。だからせめて、外出を許可してもらって聴きに行けると良いな、くらいの気持ちだったのです。それが思いがけず早く退院できたので、私がわがままを通して参加しては、夫の体に負担がかかるとも思いましたが、夫自身が自分も出たかったのだし、ぜひ聴きたいからと言ってくれたので、一緒に行きました。
追い込み期間にほとんど練習していない私を、みんな温かく迎えてくれて、事情を知る人達は色々気遣ってくれました。
夫が生きていてくれるのかさえわからなかった2月11日に、こうしてステージに立って歌うことができた、この気持ちを表す言葉を、今の私は持ち合わせていません。
長くなりましたので、コンサートの様子は、明日に続く (^^♪
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by nyankai | 2007-02-12 17:22 | 音楽(合唱) | Trackback | Comments(10)

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Commented by toruneko65 at 2007-02-12 19:11
ともあれ、お二方楽しんでこられて良かったですねv(^^)v
Commented by bluerose at 2007-02-13 00:05 x
こんばんは
ご心配をおかけしました~
パソコン事情のほか、諸事情により更新ぼちぼちになりそうです。

ご主人さまとご一緒に楽しめてよかったですね。
打ち込めるものがいくつかあるにゃんかいさんがうらやましいな。
私などあれこれ興味はあるものの、全てが中途半端だしなあ。。。

Commented by 雪割小桜 at 2007-02-13 00:13 x
こんばんは。初めまして。chocolat_13さまのところからお邪魔しています。札幌在住、着物と古楽好きの、雪割小桜と申します。まだ、日記の全てを拝読させていただいた訳ではありませんが、旦那様が大変な病気をなさったとのこと、ひとごとと思えないので、ついコメントを残してしまいます。私の夫も3年半前クリーンルームにチェックインしました。病名は、nyankaiさまの旦那さまと違って、誰でも知ってる急性骨髄性白血病です。あと1年半たつと、治ったことになります。私の夫は、発病前は、歌うことが大好きでしたが、移植と移植後一年半目に煩った肺炎の後遺症で、今は歌えません。でも、こちらのご夫妻がこうして闘病をのりこえて歌っていらっしゃることを知って、大変、励みになったようです。いつかまた、歌えるようになるかもしれない。大きな希望です。ありがとうございます!!!
このまま、いつまでもお二人の楽しみが、つつがなく続いていきますよう!!!(^^)
Commented by grand-pa1948 at 2007-02-13 00:24 x
nyankaiさん

 ご夫婦でいっしょに行けてよかったよかった!!!
それはご主人のがんばりと精神力で生還したのだと思います。
nyankaiさんもステージを歌うこももできたし。本当によかったですね。
私もそうなんですが、免疫力が心配です。私は極力人込みは避けるようにしております。
ご主人にご注意の程、お伝えくたさい。
ご主人もがんばって生還できたのですが、私はなんといっても、
孫達と遊んだり、食事をしたい、まだまだ、いっしょの生活を夢みて、退院するぞと強い意志を持つようにしました。
信じる信じないはべつとして、私の命日まで決まっていたのです。
後からきいてショックでした、この命日が消えたのが退院前後でした。それも9月27日に退院予定をたてていたのですが、周囲の反対があり翌28日に変更したのです。退院前に以上にたくさんの方が面会にくるものでしたから、違和感はありました。
コンサートの様子また、おしえてください。
Commented by grand-pa1948 at 2007-02-13 00:35 x
nyankaiさん

 退院予定の9月27日を反対され、28日にしたのは、命日が9月27日だったため、周囲から反対されたようで、当時、理由は全然わかりませんでした。
いつもミスばかりですものせん。
Commented by かま猫 at 2007-02-13 02:08 x
nyankaiさん
無事歌いあげ ご主人も聞かれることができ本当におめでとうございました。
その場にいたらお二人に大きな花束を渡したいくらいです。
軌跡を総括された記事を読みながら 本当に波乱万丈 よく頑張ってこられたなあとしみじみ思っています。
悲しみ 辛さが深い分 喜び嬉しさが大きいのだと改めて思っています。まだこれからもたくさん乗り越えなくてはいけないのでしょうが こうしてありのままを書いて下さり 私たちも勇気を分けていただいているような気がします。
とりあえずお疲れ様でした。
Commented by nyankai at 2007-02-13 12:36
★torunekoさんへ
心配かけましたが、楽しんでこられました。夫の体第一で、これからも楽しみを見つけてやっていこうと思っています。

★blueroseさんへ
お元気で良かったです。
諸事情なんて、誰にでも色々ありますよね。ご無理なさらずに。
もし何かぐちりたい時は、ニャンコ座の鍵コメもご利用ください。

★雪割小桜さんへ
ようこそおいでくださいました。嬉しいです。
私は合唱をやっているくせに、古楽器のことはほとんど何も知りませんでした。恥かしいです。でも今回ガンバという楽器に接することが出来て、新しい世界が広がったみたいです。
和服のことも、もちろん嫌いなわけじゃ決してありませんが、なかなか・・・です。
「マタイ」のコンサートは、夫のことがあって、特別のものになってしまいましたが、何事も無ければ知らずに通り過ぎてしまうようなこと、様々な体験・出会い・考え方など、財産になりました。
又、おいでください。あなた様のブログもあるのでしょうか。chocolat_13さんの所へ行くと、お会いできろのですね。
Commented by nyankai at 2007-02-13 12:39
★グランパさんへ
ハラハラさせてしまいましたね。もう、無茶はしません。次回の外出は、来週の通院です。
今はネットでたいていのことは調べられますから、夫もほとんどわかっていたと思います。夫の心の奥底は、私にもわからないのだと思います。

★かま猫さんへ
かま猫さんに会った頃は、私たちもまだほとんど何も心配していませんでした。
今なら、全ての予定をキャンセルして聴きにきてね、とわがままを言います。もし又東京方面に歌いに行くことがあったら、花束(大きいのは持って帰るのが大変なので、小さくて良いです。)を持って、きて下さいね。
Commented by grand-pa1948 at 2007-02-14 00:13 x
nyankaiさん

 ひとつ心配なのは、ながい間、闘病生活をつづけていると、
ときたま、うつ病になることがあります。
また、患者の心はいろいろ揺れ動きます。私もそうですが、気分がいい時とか、朝起きたときからさえない時、奥様注意してみてあげてください。わたくしの場合、常に家内が明るくしてもらうのが、なにか特効薬のような気がします。
Commented by nyankai at 2007-02-14 11:10
★夫はかなり感情のコントロールが上手いとは思いますが、そういう人こそ周りが注意しないといけないかもしれませんね。
心がけます。