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緑色の屋根の家で (8/7)

北海道の多くの地域では、今日が七夕さんです。今日もけっこう暑いですが、道産子はこんな日「今日も暑いねぇ。」と言いつつ、その心は『嬉しいねぇ。』なんです。暑い日が数えるくらいしか無い北海道では、たぶんみんな喜んでいると思います。
朝は昨日の疲労がまだ残っていましたが、これからDIYのための買出しに行こうかと思いますので、今のうちにブログを。カルロスさんの所で、カナダ人の愛くるしい少年ルネが歌っていた歌が話題になっていて、「私はこの歌に悲しい思い出がある。」とコメントしたら、ぜひにとリクエストされました。オチがある話ではなく、マジに悲しい話なので、ちょっと申し訳ないのですが、記録しておくのも悪くないでしょう。
d0017084_1264149.jpg昭和49年春、父が癌で他界しました。母は辛い看病の後、悲しみにくれる間も無く、公宅を空けなくてはならず、大学に入ったばかりの私(私は家を離れていましたが)と中学3年の弟をかかえて、スーパーの総菜コーナーで働き始めました。
その頃流行っていたルネの「緑色の屋根」を、母は嫌いでした。歌詞を細かくは覚えていませんが、内容は「ママ、パパと別れてたことで、そんなに泣かないで。ママの悲しみを消すために、この家を出て、緑色の屋根の家に住もうよ。いつか僕が大人になったら、ママに幸せをあげるよ。」というものでした。
引越した先の町営住宅は、くしくも緑色の屋根だったのです。父とは死別だし、弟はルネよりも年長ですが、母にしたらこの歌は聴くに耐えなかったでしょう。
それから25年程古くて狭いその家に、母は住みました。弟と私が母に幸せをあげられたのか、はなはだ自信はありません。でも、私にとってもその家は、間違いなく実家でした。そしてようやく新築の町営住宅に移って間も無く母は認知症になって、結局グループホームに入りました。
写真は、昭和39年9月の、母(33歳)と弟(5歳)です。
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Commented by gambie-cat at 2006-08-07 23:49
北海道の七夕は8月なのですね。
お母様のご苦労を読ませていただいて涙してしまいました(ゴメンナサイ)。
私の母も癌で他界しました。
お母様、認知症とのことですが、周りの方のことはたましいの部分で(変な表現ですみません)お分かりだと思います。
切なくなることもおありかと思いますが、お母様とnyankaiさんのお幸せをお祈りします。
Commented by nyankai at 2006-08-08 00:04
こんな、面白くも無い話題を、とも思ったのですが、泣いて下さったのですね。何だか嬉しい(私も変な表現ですが)です。
母のことでは、切なかったり情けなかったり、そして優しくしてやれなかった時の自己嫌悪の連続です。
でも、こうして悩んでいるということが大切なんだとも思います。
Commented by carlos_nyan at 2006-08-08 00:47
なるほど、これはnyankaiさんにとって、マジでそのまんま!っていうほど深い意味のある曲だったんですね(T_T)。
ここまで「緑色の屋根」と同じことが現実にあるなんて、ルネ君も考えたこともなかったでしょうとも。ドラマみたいな話でびっくりしました(泣)。
お母様をこれからも大事にしてあげてくださいね。
それと、この写真・・・とってもいいですねぇ。こういう写真を見ると泣けてきちゃいますよ〜。(姉が写っていませんが・・・)
いやほんと、どんな人にもドラマがあるんですね。感動!
Commented by かま猫 at 2006-08-08 01:14 x
良かれ悪しかれここで「緑色の屋根」のことを語ってくれる人がいるなんて!友達に聞いても知らないっていわれちゃいました。
私・・じつはこの歌が大好きでした。真剣に歌うルネ君も可愛かったし。
でもこんな思いで聞いておられた方もいたのですね。
ブログでもいつもお母様のことを思いやって
親孝行だと思いますよ。
Commented by nyankai at 2006-08-08 13:54
カルロスさんへ
書いておくきっかけを作ってもらえて、良かったです。
この写真は、ご覧のとおりお祭です。私は着物を着ていてとってもかわいいです。(いつかね・・・)

かま猫さんへ
私もこの歌は大好きだったんですよ。でも母の前ではまちがっても口ずさめませんでした。
Commented by kyk73 at 2006-08-09 10:56
人生はドラマですね。
『緑色の屋根』・・・
お母様の深い悲しみが、ジ~と伝わって来ました。

人生は様々、あなた様の幸せがお母様の財産です。
Commented by Nob at 2006-08-09 14:58 x
すごくよく覚えていらっしゃるなーと思ったら、nyankaiさんにとっては、とても忘れる事のできない曲だったんですね・・・。
私もこの間のお話から、彼の綺麗な歌声を時折思い出していました。
私の母は数年前に亡くなりましたが、もっと親孝行しておけばよかったなと思ってます。
大切にしてさしあげてくださいね。
Commented by nyankai at 2006-08-09 21:07
kykさんへ
「私の幸せが、母の財産」そうですね。母親ってそんなものかもしれませんね。
ありがとうございます。

Nobさんへ
いらしてくださったんですね。
ルネ君は当時何歳だったのでしょう。私は常々、音楽をやるにはませてなければならない、と思っています。その意味で、ルネ君はとてもすばらしかったと思います。上辺だけで歌ったのでは、あれほど人の心を打つ訳ありませんものね。
Commented by ぷーちゃん at 2006-08-24 21:26 x
どうしてそんなに悲しい顔で毎日お空ばかり見つめているの窓辺で一人で悲しい顔で別れたパパのことを見つめているの泣かないで僕があげる幸せをあげるよそして僕が大人になつたら  続く    皆な苦労はつきもの 頑張れ09031268908
Commented by nyankai at 2006-08-24 23:52
はじめまして。
歌詞を書いてくださったのですね。ありがとうございます。
こちらからはお伺いできないので、又いらしてくださいね。
by nyankai | 2006-08-07 12:03 | 音楽(合唱) | Trackback | Comments(10)

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