2006年 05月 01日
清く明るい寮生活 (5/1)
私は大学時代、寮生でした。父が死んで経済的にアパートに入るのは無理だったし、家を離れるに当たり、母も寮なら安心だったのだと思います。
国立大学の寮ですから、建物に期待はしていませんでした。行ってみると3人部屋、でも広さは18畳だったでしょうか。石炭ストーブで、もちろん水洗トイレなんかじゃなくて、冬は廊下に雪が積もりました。
でももっとびっくりしたのは、自治寮であり、先輩達が社会的なことをしっかり考えていることでした。私の年代は「団塊の世代」の少し後輩です。学生運動を見てはいましたが、自分ではあまり行動しておらず、でもそのことに若干後ろめたさを感じているのです。
寮生活は、楽しくもあり、辛くもありでした。家族に守られてそれで充分だから、友達との付き合いをそれ程必要にしていなかった協調性が無い私が、寮生活で人付き合いができるようになりました。でも寮の役員になり、色々な考えを持つ寮生をまとめたり、大学側と交渉したりと、アパートに入っていたらしなくても良い苦労をしていることが、たまらなかったりしました。
みんなどうしているのでしょう。卒業後、寮は新しくなり、食事もまかないではなくなったとのことです。今は、自治権などあるのでしょうか。
写真は、30年前の清く明るい寮です。まゆみ先生、コメントくださいね。
nyankaiさんが遅れてきた団塊の世代なら僕は「新人類」って呼ばれた最初の世代です。第一回センター試験を受けました・・・っていうか、ただ参加しただけですけどね、ヘヘっ。僕も学生運動っていうやつにちょっと憧れてたんですが、学生生活はゆる〜くてラテンな毎日でしたね。それが今でも続いてる感じです。
学生は一生のうちで1番自由なのだから、反体制を貫いてほしい、その義務があると思います。
という私も今は、ゆるい生き方こそが正しいんじゃないかと思ってきています。
今もたまに跡地の前を通りますが、なつかしいです。