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ニャンコ座リポート since 2005 April

お香典 お花料 御玉串料

先日、町内会にご不幸がありました。この地区は戦後開拓の鍬が入った所なので結束は固く、どんな事も助け合ってやってきたのでしょう。私達はまだ引っ越してきたばかりなので無理しなくて良いですよとのことで、お手伝いは遠慮しました。でもこれからずーっとお世話になるのですから、お通夜には伺いました。
ところがそれは「お通夜」ではなくて「前夜祭」という名前でした。そのお宅は神道でした。あわててネットで調べてみると、持って行くのは「お香典」ではなくて「御玉串料」で、袋も蓮の花が付いているのではありませんでした。
伺ってみると、(当たり前ですが)神主さんが2人、(テープですが)雅楽らしい曲に乗せて、祝詞(で良いのかな?違ったら教えてください。)を唱えていました。お焼香ではなく、玉串を奉納します。その際は2礼2拍手2礼ー2拍手は音をたててはいけませんーします。こんなことを言ってはいけないのですが、大変勉強になりました。
お香典 お花料 御玉串料_d0017084_1353082.jpg息子が小学校2年生の時、クラスメイトのお母さんが亡くなり、その方がクリスチャンだったので、キリスト教のお葬式を体験しました。持って行くのは「お花料」です。賛美歌を歌い百合を献花するのですが、その際手を合わせてはいけません。でもそんなことより、まだ小さい子供達を残して・・・と思うと切なくてかわいそうで、それだけでした。
結婚式も最近は教会風がけっこうありますが、本当のクリスチャンのにも参加したことがあります。とても質素で好感の持てる良いお式でした。大好きな混声合唱もできたしね。
仏前結婚式も1度あります。お坊さんがいたなぁ、くらいしか覚えていませんが。
ところで、今回お亡くなりになった方は、戦争で元々の酪農の基盤を接収されて、満州に活路を求め、そこも敗戦ですべてを失い引き上げて、この地に来たそうです。本当に、戦争ほど理不尽なことはありません。戦争に比べたら、戦争でさえなければ、どんなことでも何とかできるのでは、と改めて思いました。こんな時代に逆戻りだけはさせてはなりません。
Tracked from 心の幸福と宗教の世界 at 2006-05-06 14:18
タイトル : 偶像崇拝と啓示宗教
啓示宗教は偶像崇拝を否定的なようで、仏教を批判する際の一つのパターンになっていますね。でも、そんなに難しい話ではないと思いますよ。... more
Commented by KawazuKiyoshi at 2006-04-21 15:06
早速私のところにも来てくださって有り難うございます。
このサイトはちょっと悲しい話でしたね。
マタイ受難曲は難曲ですから頑張ってください。
私の曲を聴かれて、笑い出されましたか。
Commented by kyk73 at 2006-04-21 16:43
あの世の旅立ちの送るのは様々な意味で辛いです。
送り方にも色々有るのですね。
Commented by nyankai at 2006-04-22 12:10
kawazuさんへ
「マタイ受難曲」、本当に難しくてまだ歌えていません。7月23日に東京まで(ここは北海道)歌いにいきます。頑張ります。
ご自分で曲を、それだけで信じられないです。笑うなんてー、とんでもない。

kykさんへ
できるだけ、歳の順にお見送りしたいものです。
自分も、納得の上で見送られたいですね。
Commented by かま猫 at 2006-04-23 08:57 x
nyankaiさんこんにちは。確かに宗教が違って あらら〜こんな時はどうするの?って思う時はありますよね。近所にも神道のお家はたくさんいらっしゃいますが私は未だに仏以外のお葬式の経験はありません。
最近はいろいろ簡素化になり喪主や遺族の疲れを軽減するのは良い傾向ですね。
戦争を経験された方がまた一人少なくなり残念です。
Commented by nyankai at 2006-04-23 23:35
そうですね。形式も伝統として、意味のあることとして大切にしなければいけませんが、本当に悲しみの渦中にいる人のために、考えなくてはね。
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by nyankai | 2006-04-21 13:01 | 社会 | Trackback(1) | Comments(5)