2018年 02月 26日
吟遊詩人の距離感 (2/26)
オリンピック楽しませていただきました。一昨年のリオも寝転がりながら見て、まさかまた同じように具合悪いオリンピックテレビ観戦になるとは、夢にも思っていなかったです。もちろん選手の中には、怪我や病気と闘った(ている?)人もいますが、とりあえず高みを目指す練習ができることに、うらやましさを感じつつ。でも昨日はなぜか、こんな感覚忘れていたほど、調子が悪くなかったです。今日もそうだと良いですが。
白羽の毒矢に当たって引き受けてしまった「スタバ」のソロの練習をせねばと、まだ発病の自覚は無かった2015年夏のファーチレの演奏会のCDを引っ張り出しました。私はいったいどんな風に歌っているのか。当時は何とか及第点だと思っていたのですが、今聴くと下手です。理想のレベルが上がったのは良いことだけれど、できるのか、私。
CD発掘に当たり、あまりに脈絡ない収納にあきれ、CD&DVDの整理をしました。音楽が趣味の割には、それほどCDは多くは無いと思います。以前は、コンサート等でCD販売をしていると、買わなきゃ悪いような気がして、買ってサインしてもらったりしていたのですが、切りが無いのでやめました。
単純にクラシックとミュージカルとそうでない物、男性と女性、自分の出たコンサート、練習用音源等ざっくり分けました。LPレコードをCDに落としてもらった物が何枚も発掘されました。いやいや、あることは知ってはいましたが、しばらく聴いていませんでした。中に「ガロ」の「吟遊詩人」がありました。
私の世代の高校生の頃は、フォークソング全勢でしたが、「学生街の喫茶店」が出てきた時は、なんておしゃれなんだと驚きました。何がって、今思うとハモリだったのだと思います。大学に入って、いっちゃんがマークに良く似たかっこうをしていたこともありましたが、私はずっとガロ派でした。なけなしのお金で買った「吟遊詩人」は、大好きなプログレ風でもあり、世間ではほとんど認知されていないかもしれませんが、レベル高いと思います。作詞は阿久悠さん、作曲はメンバーがほとんど、編曲は松任谷さん、色んなミュージシャンが参加しています。忠さんの名前もあったので、もしも又忠さんに会えたら、話題にしてみたいです。
レコードの歌詞カードには、鉛筆でコードが書き入れてありました。一生けん命耳コピしたのね。アルバムタイトルの「吟遊詩人」のその曲は「吟遊詩人が、ギターをかきならし歌う歌は、特別の人じゃない普通の人のこと あの時代愛してた仲間の青春を、歌ってきかせたいと今思う」。「おらおら」の若竹さんが書いていました。若い頃は、主人公=私だったけれど、少しずつ距離感を保てるようになったと。それはひょっとして、歌う時にも、生きるのにとても大切なんじゃないかと思いました。
私は、自分に酔っている感の歌手や演奏家は苦手です
曲と一体になることと、酔うことは全く違いますもんね
数年前の自分の歌を聴くと、あ〜まだまだだと思いますが、そう思えなくてはね
コンサートでは、いつも、今の自分の最高を
と、思っています
今日もリハビリ、3時から一回のみ
暇です(◞‸◟)
入院生活が暇と感じられるのって、それは順調に回復しているからでしょう。良かったですね。
一体化することと酔うことは違う、なるほどねぇ、そうですね。歌の世界を作りだすのは、あくまでも自分ですものね。
今日も弱さと付きあいながら、歌の練習もしてみます。