2017年 10月 30日
母親と子どもの関係 (10/30)
ゴロゴロしながらできること、古い手紙をちょっと整理していたら、たぶん20年くらい前の、新聞投稿ボツ原稿が出てきました。
母の悲しみ
母を悲しませてしまいました。それも買い物を頼まれたという些細なことがきっかけで。母の言い方の中に、何となく安易さを感じてしまった私は、別に虫の居所が悪かった訳でもないのに、
「地元に気に入った物が無いか探してみたの?」とか、
「毎年新しいものが出てきているのに、自分の目でより使いやすいのを確かめてみたくないの?」などと言ってしまったのです。
いつもの様に気楽に買って来てもらえると思っていただろう母は、すごいショックを受け、その夜は寝られなかったみたいです。
母は今の私と同じ位の年齢(42歳です)で夫を亡くし、その後女手一つで弟と私に教育を受けさせ、社会に出してくれました。品数豊富なお店が近くに無く、車も運転しない母にとって、そう遠くに住んでいない実の娘の私がどんな存在であるかは、自覚しているつもりです。又、夫と息子も含め、いつまでたっても母には何かと世話になりっ放しで、いくら感謝してもしきれない私なのです。
体力の衰えは当たり前にしても、母はいつまでも母であって、気力が萎えてほしくないのです。間違ってますか。
「全く、冷たい娘だね」と文句の一つも言ってくれるならまだしも、電話の向こうで
「ごめんね、甘え過ぎたって反省してるから」って泣くなんて、あんまりだよ、お母ちゃん。
この時の母の頼まれものが何だったのか、全く思いだすことはできませんが、年齢がまさしく今の私くらいであるのはわかります。私の近くに、実の娘はいない。もしもいたら、どっと頼ってしまっているのかなぁ。
昨日はまあまあだと思って、午後買い物に行ったら、ドラッグストアを歩いていて、どうにもこうにもこわくなって、買いたいものすべてを買ってこられませんでした。