2017年 08月 01日
豆腐の好み (8/1)
先週、道新「いずみ」に、「母の履歴書」という投稿があり、心に留まったので切り抜いておきました。今月末には母の命日があるので、その時書こうと思っていたのですが、別に待つことも無いでしょう。投稿者は「長女は、母親の履歴書」とう文章ある本を読んだ事があり、お母様の人生のほとんどを知っている事に気付いたそうです。
母の葬儀に当たって、私の知る限りの、母の人生をまとめたものを作ったら、来てくださった方たちに、喜んでもらえました。その時弟に、こんなこと自分は知らなかったというようなことを言われた(深い意味は無い)ものでした。それは、弟が私より4歳年下だからとか、女同士だからとか、単純な理由かもしれませんが、母親ってものは、きっと長女には色々自分を語って聞かせるものなのでしょうね。
母は愛情深い人でした。時にその深さに、反発したい気持ちにもなりました。認知症になっても母親であり続ける母を、切ないとさえ思いました。この頃思うようになりました。母は、私を通して、自分を生きていたのかもしれないと。修行が足りないからか、母の人生を模範とすることはできません。私は母の様に、できた人ではありません。
私が母を思い出すアイテムの1つが、豆腐です。母は晩年、「柔らかい豆腐の味噌汁が1番好き」と良く言いました。実際に、認知症で料理が危うくなっても、絹豆腐を買って味噌汁を作っていました。私は逆に、しっかりした木綿豆腐の方が好きです。
最近その私がはまっている豆腐があります。紀文の「ゆば乳のおさしみ」です。この頃写真を見るたびに、自分の顔が母に似てるかもと感じますが、豆腐の好みまで似てきたのかと、おかしくなります。
私に長女はいません。だから、いつか、笑美ちゃんに、嫌がられながらも、語るのでしょうかね。内親王様、久々につぶやいていました。「寝返り上手よ。松永久秀ばり」ですって。歴女だね。65㎝、7.5kgとのこと。