2017年 07月 27日
ひと夏の憧れシーン (7/27)
ニャンコ座町、これ以上無いと言う気候です。お日様は燦々と降り注ぎ、さわやかな風が吹くと、自分の髪が揺れて、良い香りがします。
先週の息子のイベントに来てくれるはずだった友人が、大切な会議が入ってしまって来られなくなった事について、メールのやり取りをしました。その友人は、まだ息子の芝居は未体験なので、息子がどんなことをやっているのか、その一端でも見てほしかったなぁと、残念に思いました。きっと友人の想像の外だろうと書き、己の厚かましさを濁すために「親バカ」であると添付しました。それに対し
「親なら誰でも、自分の子どものことが、たとえ立派なことをしていなくても、普通に生きてがんばっているだけでも、それを誇りに思い、その意味で誰で親バカである」と書いてくれました。
それはとても、嬉しいメールでした。幾度も書いていますが、息子は注意欠損障害です。だから、とんでもなくダメな部分があり、周囲の人たちに助けられながら、好きなことをやっています。ありがたく思っています。でも息子の創りだすものは、私には到底できるものではなく、尊敬しています。だから「息子は天才だ」と思っています。でも言いっぱなしは親バカむき出しなので、自分で「親バカですが」と先に言っておきます。だから、相手も「親バカだねぇ」とつっこんでくれると、嬉しいです。
そうです、子どもが普通に生きて、がんばっていてくれれば、大したものです。付け加えるならば、笑顔で生きていてほしいです。もちろん、歯を食いしばってがんばらなくてはいけないこともあるだろうし、悔し涙を流す場面もあるだろうし、戸惑い立ちすくむ時もあるし、悲しみに出逢うこともあるだろうし、でもその先は笑顔でいてほしい。
私はもう、堂々と息子に助けてもらって良い年齢であり、関係性ではあると思うのですが、イベントの帰り際、小遣いを持たせてしまいました。今年は派手に散在しているのにね。
私には、夏の憧れのシーンがあります。それは「西の魔女が死んだ」にあります。女の子にちょっと問題が生じ、大好きなおばあちゃんの所でひと夏を過ごします。そこで、とれたての野菜をサラダにして食べるのですが、そこにキンレンカ(ナスタチウム)を入れるのです。
いつか、笑美ちゃんが小学生になったら、夏休みを北海道で過ごしてほしいのです。その時は、庭の野菜でサラダを作り、キンレンカを入れて食べるのです。だから私は、元気になって、北の魔女にならなくてはいけないのです。
それは「婆バカ」ですねと、ぜひつっこんでください。