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ニャンコ座リポート since 2005 April

ミュージカルと合唱は全く違う (6/6 参観日)

 毎年、6月6日は参観日と書き続けている私。体調はずっと悪くて、悪い中で少しの変動がある状態です。心が暴発するか、その結果しぼんでしまうか、自信もありません。その割に、人に会えば取り繕っていますし、ブログもミュージカルと合唱は全く違う (6/6 参観日)_d0017084_938302.jpg書いています。
 では、コンサートの感想の続きを。
 「モツレク」の第1部は、ソリストたちによる、「珠玉の日本名歌」でした。アルトのソロは、ソプラノに比べると聴く機会が少ないので、城守香さんの豊かな声、優雅な所作は、とってもすばらしかったです。指導者の小松英典さんは、バリトンで巧みに歌ってくださいました。バリトンなのに、中声発声(頭声じゃない)を効果的に取り入れ、余裕でした。歌が主導権を握っている、それはピアニストに対して強権であると言う意味ではない、そんな風に思いました。八州秀章の曲2曲、沢木順さんのパパだわと、嬉しかったです。
 「新アカデミー」は、私の得意分野の、ミュージカルナンバー「ウエストサイド」から「キャッツ」から「サウンド・オブ・ミュージック」からでした。まず、毎年のことですが、暗譜に敬意を表します。演出チームを作り、立ち位置や動作、簡単な演技など、大変な努力だと思います。オールディーズ風の衣装、もちろん抵抗があった方もいらっしゃるでしょうが、かわいらしくて良かったです。
 20世紀中盤の名作ミュージカルの双璧は「ウエストサイド」と「サウンドオブ」だと思います。その後、アンドリュー・ロイド・ウェーバーが、ミュージカルを独り占めと言う感じになりました。良いチョイスだったと思います。「サウンドオブ」は、まだ四季の舞台は観たこと無いのですが、「ウエストサイド」と「キャッツ」は、もう頭に入りすぎなのでミュージカルと合唱は全く違う (6/6 参観日)_d0017084_9392342.jpg、偏った感想になっちゃうでしょう。
 ミュージカルも合唱も、歌うことは同じですが、意識は全然違います。と、「卑弥呼」に挑戦した時に思いました。てれがあるうちは、ミュージカルにはなりません。自分という人格を、1度完全にぶっ壊さなければ。だから、合唱団のミュージカルナンバーは、あれで正解だと思います。とても端正で美しい合唱でした。偉そうに、すみません。
 アンコールは、お客様にも光る棒、ケミカルライト(2つの液体の化学反応で光る、ダイソーで買える)を配ってあって、照明を落とし「星に願いを」を歌いました。巨大すり鉢みたいなキタラ大ホールが、プラネタリウムになりました。ブラボーです。
 全然違う話なのですが、帰宅して偶然見たテレビ、通訳の女性でしたが、着ているものに気になる所があると、集中できないので、しっかり選ぶと言っていました。ライヴで着るドレスや髪形など、歌っている間にしっくりしなくて直す動作など、とんでもないと思いました。この間の歌姫の完璧さを、思い出していました。
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by nyankai | 2017-06-06 09:35 | 音楽(合唱) | Trackback | Comments(0)