息子の提案 (2/6 海苔の日)

 北の魔女の脚の具合が良くないらしい。ミルクを飲んでお腹も満たされて、うとうとしていると、ママがパパと電話で話しているのが聞こえてきた。
 決まりきった日常が、突然ドラマチックに変わる時の、不安と期待がないまぜになったような、要するにワクワクという気分で、笑美はパッチリ目を開け、全身を耳の様にして、手足をパタパタしながら、聞いていた。
 ほどなく、北の魔女がそろそろ脚の手術を受けた方が良いらしい事、でも魔女に家には、黒猫マコとフワ猫ダリがいるので、1ヶ月家を空けるのは難しくて躊躇している事などが、理解できた。
 北の魔女は、パパのお母さんである。つまり笑美のおばあちゃんである彼女には、まだ会ったことはないけれど、笑美のことをとても愛しているのは、十分感じていた。
 パパは、6月と7月なら、向こうで短期のアルバイトをしながら、留守番と猫たちの世話をしても良いと提案したらしい。
「あ~、それは良い考えやね。」パパもママもおしゃべりなので、電話を聴いていても、笑美は何だか自分も楽しくなってしまうのだ。「1人じゃ寂しいから、一緒に行って3人で1ヶ月、北海道で暮らそうって・・・、そんなんできたら、もっと良いね。暑いこっちよりも、北海道涼しいやろね。」
 d0017084_10293830.jpg北海道はどんなところだろう。笑美の知る世界は、生まれた病院の町と、ママの実家の町だけなので、北の魔女の住む町を想像するだけで、「あ~あ~」と声が出て、ママは嬉しそうに電話を近づけて、パパに声を聴かせた。
 私の右股関節は、先天性の疾患なので、何ともない状態を1度も経験したことが無く、悪いのが当たり前の人生61年でした。だから、去年の医者の見立てが「歩くのが痛くなったら考えましょう」が、「そろそろ手術時ですね」に変わっても、あっ、そうなんだ、位のものなのです。だるさに苦しんだ事に比べたら、さほどのことはありません。原因も対処法もわかっているのですから。悪くない右足脚ってどんなだろという興味はあるし、息子の提案は嬉しいけれど、まだせっぱつまっていないのです。
 私の体調ですが、右肩が痛いのは、ずい分軽減されました。疲労感はありますが、やる気の方が勝てています。左腕は相変わらずですが、左脚はやや良いかなぁ・・・と言った感じ。もう少しで抗うつ剤が無くなりますが、どうしようか。
 「西の魔女が死んだ」のオマージュで、「北の魔女がこけた」を書いてみました。
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Commented by みみこ at 2017-02-06 12:19 x
いい息子さんですね。お嫁さんも。手術した方が楽になるなら甘えて手術した方が良いと思います。
Commented by nyankai at 2017-02-06 17:46
★みみこさんへ
そう言っていただけると嬉しいですが、謙遜ではなく、思いついちゃったと言う所だと思いますよ。1ヶ月北海道で暮らすって、大学生(夏休み)以来だろうから。
でもたぶん、手術は数年先になりそう。
by nyankai | 2017-02-06 10:27 | 美 健康 体力 | Trackback | Comments(2)