2016年 09月 15日
又しても言いくるめられる (9/15 十五夜)
「今日も自分で運転して来れたんだね。表情も明るいし、言っていることもしっかりしているし、薄紙をはがすように良くなっていると思うよ。少なくとも悪化はしていないし、薬の副作用も出ていないしね」と、ニコニコ顔で言われてしまいました。
「あせってはダメだよ。気持ちの症状が軽くなっても、身体症状が続くことは良くあることだから。波がありつつ回復して行くことなので、特に具合の悪い日があるのは当たり前。昨日とは違って治ってきたなどという感じ方は、めったに無いんだから。のんびりやりましょう」
「こんな怠け者の自分は、嫌なんです」
「怠け者だなんて、誰も思わないよ。本当の怠け者は、うつにはなりません。慢性疲労症候群という病気は確かにあるけれど、そうならば、今は休みなさいと言う時なんですよ。どうしてもやらなきゃならないことができるなら、後はゴロゴロしていて良いんですよ」
こんな風に、又しても言いくるめられて、次回は4週間後と言うことで、抗うつ剤を大量に持って帰ってきました。時々こんな風に言いくるめてもらわないと、大病妄想が首をもたげてくるのです。最悪の時との違いは、今はとりあえず命をとられることは無いだろうことと、どんどん悪くなって動けなくなることも無いだろうとは思っていることです。
昨日は息子も一緒に行きました。でも、母が心配で病院に付き添ったのではなく、京都で見そびれた「帰って来たヒトラー」を見に行ったのでした。病院の予約と時間がぴったりで、病院と映画館も近くて。とても面白かったようです。私も見たかったなぁ。
帰り道、息子が運転してくれました。助手席大好きな私ですが、息子の助手席は、緊張してしまいます。息子は、はしかの予防接種を1回しか受けていない、26歳から39歳の危ない世代なので、町の保険師に相談してみました。妻が妊娠中だと、MRワクチンの助成の対象となる可能性があるので、自治体に問い合わせて、早く接種した方が良いという答えでした。