2016年 09月 11日
母の手書きの楽譜 (9/11)
お母ちゃん、85歳の誕生日、おめでとう。
触ると壊れてしまいそうなほどの、すっかり変色した古い音楽ノートがあります。母が、10代後半から20代前半にかけて、小学校の先生をしていた頃の「音樂帳」です。コピーなどあるはずもなく、青いインクの手書きで写させてもらったのでしょう。写譜屋という職業があったら、たぶんこんなんでしょうというほど、きれいに書けています。母は音楽が好きで、女学校時代は、音程がしっかりしているからと、名アルトだったそうです。でも専門教育を受けた訳ではなく、教員になってから、音楽の先生に一生懸命に習ったそうです。
1ページ目は「校歌」です。私もその小学校に入学したので、今でも3番まで歌えます。作詞の小関吉雄さんは、多くの学校の校歌の作詞をした人で、作曲の岡本敏明さんプロの音楽家です。ハモリも付いていて、名曲だと思います。
2曲目は「ほたるの光」。3曲目の「つみ草」は知らない曲です。次が「かっこうワルツ」「すずめのおやど」「あおげば尊し」と続きます。
その次の「日本のあさあけ」(あさやけじゃなく)は、1952年(昭和27年)にサンフランシスコ講和条約発効、および日本国憲法施行5周年を記念して作成された、日本の国民歌だそうです。そして、「緑の山河」。こちらは組合の歌だと思っていたのですが、日本教職員組合が独立回復(1952年)を迎えるにあたって、「君が代」に対抗して、新たな国民歌という 位置づけで募集を行い制定した国民歌、そうなんだぁ~、確かに組合の歌だけど。そういえば、リオ五輪閉会式の「君が代」のアレンジ、かっこよかったな・・・複雑
全国唱歌コンクール課題曲が2曲、「いずみのほとり」「野バラ」(ウェルナー)、最後が門別小唄」でした。
お母ちゃん、私に音楽を学ばせてくれてありがとう。私はずっと、音楽を続けます。
広島カープ、リーグ優勝おめでとうございます。広島を嫌いな人、アンチ広島って、あんまりいないような気がします。