2015年 02月 09日
忘れていた冬 (2/9)
天気が悪くて行けるかどうか、行けたとしても花火があるかどうか気をもみました。ニャンコ座町は強風で、雨が降っていましたが、支笏湖は風も無く、いささか湿っぽい雪がどんどん積もりました。氷濤まつりは、支笏湖の澄んだ湖水をスプリンクラーで噴射して、自然の造形美あふれる巨大な氷像を つくり上げる、湖畔の冬のイベントです。
気温は高めだったのですが、湿った雪には傘が必要。雪をかぶった氷像は幻想的で、甘酒や豚汁で暖をとり、短時間ではありましたが、真冬の花火もきれいでした。
子ども達は、頬を真っ赤にしながら、時に鼻水をたらしながら、氷の滑り台を幾度も滑り降り、雪の上で、ただただ楽しいという様子ではしゃいでいました。冬まつりなど寒くて勘弁してほしいなど、いつからそうなってしまったのだろう。冬は冬で、嬉しくてたまらなかった心を、快適な生活の中で、どこに忘れ去ってしまったのでしょう。
☆「ふるさと」作詞:小山薫堂/作曲:youth case―2010年の『紅白歌合戦』のために制作された楽曲。去年の紅白で歌われたのは、新たに書かれた、NHK全国学校音楽コンクールのバージョンで、将来に対する前向きな表現になっています。私達は、郷愁とともに故郷のコミュニティーのつながりをテーマにしている、初期バージョンを歌います。私も、こちらの方が好きです。
どこまでも続く白い道、見上げればあとからあとから降ってくる雪、1本1本の枝に雪の着物をまとう木々、それ自体は透明なのに、光を受けて怪しく美しくたたずむ氷たち。冬の真っただ中で、うっかりソックス1枚で出かけてしまった私は、久方ぶりで足がしゃっこくなって、忘れていた冬を思いだしていました。雪も風も氷の色も、私のふるさと。でも本音は、冬はいらない・・・
一昨日、絶好の冬祭り日和、昨日、風と雪のバラード、今日又お日様燦々、そしてウンチは☓