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ニャンコ座リポート since 2005 April

忘れていた冬 (2/9)

忘れていた冬 (2/9)_d0017084_9345486.jpg北海道の人は、寒さに強いだろうというのは、すごい誤解です。確かに寒いという現象を当たり前に受け入れてはいますが、強くなどありません。家の中は(電気料金に泣きながら)暖かくしていないと生きられないし、私などはもう、何が悲しくて、わざわざ冬まつりなんぞに行かなきゃならないのと思っているのですが、昨日は誘ってもらって、ありそでウッフン、なさそでア~ンは私の信念、我ながらあっけなく、ホイホイと支笏湖氷濤まつりに行ってきました。
天気が悪くて行けるかどうか、行けたとしても花火があるかどうか気をもみました。ニャンコ座町は強風で、雨が降っていましたが、支笏湖は風も無く、いささか湿っぽい雪がどんどん積もりました。氷濤まつりは、支笏湖の澄んだ湖水をスプリンクラーで噴射して、自然の造形美あふれる巨大な氷像を つくり上げる、湖畔の冬のイベントです。
忘れていた冬 (2/9)_d0017084_9372672.jpg気温は高めだったのですが、湿った雪には傘が必要。雪をかぶった氷像は幻想的で、甘酒や豚汁で暖をとり、短時間ではありましたが、真冬の花火もきれいでした。
子ども達は、頬を真っ赤にしながら、時に鼻水をたらしながら、氷の滑り台を幾度も滑り降り、雪の上で、ただただ楽しいという様子ではしゃいでいました。冬まつりなど寒くて勘弁してほしいなど、いつからそうなってしまったのだろう。冬は冬で、嬉しくてたまらなかった心を、快適な生活の中で、どこに忘れ去ってしまったのでしょう。
 ☆「ふるさと」作詞:小山薫堂/作曲:youth case―2010年の『紅白歌合戦』のために制作された楽曲。去年の紅白で歌われたのは、新たに書かれた、NHK全国学校音楽コンクールのバージョンで、将来に対する前向きな表現になっています。私達は、郷愁とともに故郷のコミュニティーのつながりをテーマにしている、初期バージョンを歌います。私も、こちらの方が好きです。
どこまでも続く白い道、見上げればあとからあとから降ってくる雪、1本1本の枝に雪の着物をまとう木々、それ自体は透明なのに、光を受けて怪しく美しくたたずむ氷たち。冬の真っただ中で、うっかりソックス1枚で出かけてしまった私は、久方ぶりで足がしゃっこくなって、忘れていた冬を思いだしていました。雪も風も氷の色も、私のふるさと。でも本音は、冬はいらない・・・026.gif
一昨日、絶好の冬祭り日和、昨日、風と雪のバラード、今日又お日様燦々、そしてウンチは
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by nyankai | 2015-02-09 09:31 | 旅 グルメ イベント | Trackback | Comments(0)