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ニャンコ座リポート since 2005 April

夏は何だろう (8/7 七夕・立秋)

夏は何だろう (8/7 七夕・立秋)_d0017084_932496.jpg「笹の葉さ~らさら~」、なんちゃって孫たちが、ブランコに揺られながら、頭声のソプラノで歌う。思い切り天気予報が外れた日ざかりに、歌声が流れていく。
限りある息子との日々のために、デッキでBBQをした。助っ人となんちゃってファミリーに来てもらった。
Yちゃんのお母さんが送ってくれた、岡山の桃は、とんでもなくおいしい。
孫たちと一緒に収穫した、きゅうり・サヤエンドウ・木イチゴ。
助っ人が持って来てくれた、野生の木イチゴ(ブラック&レッド)も加わる。
炭火の上で、サーロインステーキと厚切りベーコンとミニトマト紫色をしたジャガイモとチャンチャン焼きが、焼ける。私も日に焼ける。
なんちゃってママが買って来てくれた、ノンアルビールやカクテルがおいしい。
エンドウ豆ご飯で作ったおにぎりも、我ながらおいしいぞ。
おなかいっぱいになった孫たちと、七夕飾りをする。笹が無いので、カエデに飾り付けた。
りんごジュースを飲みながら、下の孫が「夏は何だろう?」と目をくるくるさせて言った。本人はどんな意味で言ったかどうかわからないけれど、何だかとても哲学的。
夏は何だろう。短い北海道の夏は、過ぎゆくことがさびしくて、さ中にいるのさえ切ない。
夏は何だろう。何の憂いも無く過ごした子どもの頃の、朝露に濡れたラジオ体操への道や、川で泳いだ後の重い体を引きずって歩いた、ほこりをかぶった野イチゴがなる道を思い出させてくれる語り部か。
夏は何だろう。怖いものも無い若い頃、期待だけがあったあの夏。
夏は何だろう。いっちゃんが、ニャンコ座で過ごした、つかの間の最後の夏は、テレビで五山の送り火を見て、いつか必ず京都に観に行こうと話した。本当に行けるような気がしていた。その翌日、いっちゃんは倒れて救急車で運ばれ、2度と帰って来られなかった。
息子が帰ってしまった後の、一人ぼっちの寂寞の庭を想い、さざ波が立つ。
夕方、天窓を閉じたら、リビングが暑くなった。ようやく扇風機の出番になった。
夏は何だろう。本日、立秋。
Commented by かちゃ子 at 2013-08-07 10:07 x
昨日は楽しい&美味しい時間をありがとうございました。
お肉も野菜も木苺も桃も、全部全部素晴らしかったです♪
自分の手柄でもなんでもないけど、自慢したいくらい美味しい(^^)v
相変わらず息子は、夏はなんだろう…とつぶやいてます。

でもその後に続くのは「なつは~…みかん!」「もち!」と謎言ばかり…あ、「なつみかん」はあるのか!
Commented by こけし at 2013-08-07 12:31 x
「なつはなんだろう?」いいなぁ、そういう提言。
まさしく感性そのもの、”名言”ですね~(^.^)v
Commented by nyankai at 2013-08-07 16:45
★かちゃ子さんへ
とっても楽しかったです。ありがとう。
2人に遊んでもらっている私です。
そうそう、「夏は~来ぬ」でした。
曇り空の七夕、明日は息子が帰ってしまうし、どうも元気が出ません(-_-;)

★こけしさんへ
大人が忘れてしまった感性ですね。
Commented by chanteuse-mizue at 2013-08-07 22:47
北国の夏は本当に短かくて、真っ只中で時間よ止まれ!ですよね。

いつかは南国に移住したいな〜^_^

夏は人生でいうと、まさに青春ですね!
短いからこそ楽しく、美しく、有難いんですよね^_^

暑ければ暑い程元気になり、毎日働き過ぎの私です♪(v^_^)v

みずえ
Commented by nyankai at 2013-08-08 09:41
★みずえさんへ
猛暑の地域には申し訳ないですが、私も夏が好きです。夏が過ぎゆくのが、寂しくてなりません。
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by nyankai | 2013-08-07 09:02 | 心もよう | Trackback | Comments(5)