2013年 06月 25日
愛があれば (6/25)
先日の、道新「卓上四季」は愛があれば形は問わないという話でした。
国賓として来日したフランス大統領“夫人”は、法的には婚姻関係に無い事実婚だという話し。「ユニオン・リーブル」(自由な結合)というそうです。記事をそのまま拝借すると、バレリーさんには2度の離婚歴があり、オランドさんは前妻も事実婚で・・・日本ならば大騒ぎになるけれど、かの国では8割の人が「関心が無い」そうです。
選択制夫婦別姓さえ受け入れられない、この国との違いは、絶望的です。
フランスの出生率は回復して、今では2を上回っているそうです。遺族年金で暮らしている私が言うのは、はなはだおかしいのですが、私はフランス、とっても良いと思います。
法的に結婚しようがしまいが、不利益を被りさえしなければ、その子供たちがしっかりと制度の中で保護されるなら、婚姻制度など自由にして良いと思いますよ。って、その部分が問題なのですが。
子ども一人の私が言うのも、全くもっておかしいのですが、このままでは出生率はあがりませんよ。お金が無い若者が多いもの。息子たちだって、どうしようもないです。「何とかなるよ。」と言ってくれる人は多いけれど、このままでは何ともなりません。
私は仕事を辞めて、いっちゃん一人の収入になっても、家族3人やっていけると思ったし、子育てもそれなりに楽しかったし。でも、今の息子たちの状況には、そういう選択肢はありません。子どもができたら、息子は芝居を辞めなきゃならないでしょう。芝居を辞めた息子は、息子ではないでしょう。もちろん、息子たちがどう考えているか、これからどう変わっていくか、知りませんけどね。
愛があれば、婚姻制度に縛られず、欲しければ子どもを産み、安心して育てられる、そんな社会は、この国には果てしなく遠い道、ともはや現役ではない私は、人ごとみたいに書いています。
昨日は、展望台の草取りを一気にやった。ブドウ棚小屋の木戸を直して、中を掃除した。白樺の下は、満開のシャスタデージー。敷地内に展望台があるなんて・・・あるんですよ。