2013年 04月 27日
スーチーさん (4/27)
先週、アウンサンスーチーさんが来日していました。「クローズアップ現代」でインタビューを受けているのを見て、かなり衝撃を受けました。ミャンマーのことは、ひどいなぁと思い、スーチーさんってかわいそうだなぁなどと、わかりもしないで漠然と思っていました。ミャンマーの人名は、苗字と名前が分かれておらず、したがって彼女の名前は、どこからも分けることができず、アウンサンスーチーと言うのが正しいのだそうです。便宜上、日本ではスーチーさんと表記するだけだそうです。あわてて書きとめただけなので、言葉など多少の違いはあると思いますが。
「(軟禁中)勇気があるから、がんばれました。」
「自分で努力しなければ、何も手に入りません。」
「努力していない者は、希望を持つ資格は無いのです。」
「したいことをするのではなく、やるべきことをやるのです。」
スーチーさんは、(友達曰く)チョー強い人なんだ。15年以上にわたる軟禁生活にも折れてしまうこと無く、軍事政権に対し、非暴力で立ち向かった人。少し前までの私なら、たぶんこの強さに反発したと思いますが、今は憧れることができます。ただ、したいこととやるべきことが、同じだと良いなぁと思いますが。息子は「努力なんてまっぴら。この世から努力という言葉を無くしよう。」と良く言いますが、息子は自分がやっていることを、まさしく努力なのだと認識できていないだけです。アホなので。
テレビで見るスーチーさんは、壊れそうに細い人です。色鮮やかな、民族衣装的な服を身にまとい、髪には、ご主人と花を贈り合った思い出を大切に思っている説が濃厚ですが、いつも花をつけています。見た目だけならば、自らが先頭を歩く強い女と言うイメージではありません。そこがすごい。67歳だそうです。67歳って、こんなに美しんだ。10年後に、私もこうありたいです。
残された時間が少なくてあせらないかとの質問に、全然そうは思わないと、毅然とサラリと言ってのけました。
何でも、日本と言う国は、唯一の被爆国であるにもかかわらず、核拡散防止条約(NPT)再検討会議第2回準備委員会で、スイス、南アフリカなど有志国70か国余りが核兵器の非人道性を批判し、核兵器廃絶を求める共同声明を発表したのに対し、参加しなかったそうですね。唖然!私も同じ日本人だと思われるのは、心外です。