2011年 11月 12日
お金のこと (11/12)
デリケートな問題だから、心にしまったままにしていましたが、ちょっと状況が変化して、思う所あって、書いてみます。
いっちゃんがまだ元気な頃(本当はもう発病していた)、ある人にお金を貸しました。お世話になった方です。その時は急場しのぎであることは理解できたので、すぐに返してもらえるはずでした。ところが・・・です。
私には、お金を借りたままにしておける神経が、全く信じられません。それ以前に、借りるという行為自体が、理解できません。だって、借りたら返さなければならないのですから、借りたくないし、もしも手持ちがなくて借りるなら、その日のうちにでも返しに行きます。
その人とは、途切れない程度に連絡はとれています。なぜか幾度かおいしい物を送ってくれたり・・・そんなものはいらないから、その分少しでも返してほしいのに、意味わからないです。だって、借りたまま、生活形態変えないなんて、返す気無いと見えるでしょう。せめて返すためにがんばっている、というそぶりでも示してほしいのです。
どうして、借りている方からは言い訳さえもしてこないで、貸した方が「すいませんが~」というスタンスにならなきゃいけないのか、うんざりします。いっちゃんは生前「やったと思うことにする」と言っていましたが、私は嫌だなぁ。疲れます。
信頼している友達に、できる限り現金払い、無かったらがまんするのが当然、お金を貸すのは簡単だけれど、返してもらうのは大変なんだよ、貸すべきではなかった、と言われました。その通りだと思います。もう2度とお金は貸しません。嫌われても、うるさく催促しようなんてことは、私にはできないし。
息子と、お金の話をしました。息子は貧乏です。もうすぐ28歳になるのに、とても心もとないことですが、やりたいことのための貧乏生活なので、特別かわいそうには思ってきませんでした。むしろ、貧乏エピソードは、おもしろいくらいで。100円マックを2個食べて、後はお水でがまんするとか、1,000円カットしかしないし。国保が払えなくて、市役所の担当部署にきちんとごねて待ってもらうとか(これは、借金ではない!)、どこにそんなたくましさがあるのか、不思議なくらいです。でも、そんな息子にだって、ここぞというお金の使いどころが近づいている、かもしれないんですけどねぇ。
ふと、息子の手を見て、あらっ、苦労していないように見えるきれいな手、文ちゃんにも負けない、長い不実な指してるわ、イ~ゾ!と嬉しくなりました。