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ニャンコ座リポート since 2005 April

病院の怪談 (11/14)

これは、ある知人の若かりし頃の実話です。
その人は怪我をして、整形外科に入院していましたが、何しろ他は元気ですから、退屈で仕方なかったそうです。
ある夜のこと、重篤な症状の人が運ばれて、お気の毒にも、手当の甲斐もなく亡くなられたそうです。その方が霊安室に異動し、病院が静まり返った頃、何と無人のはずの救急救命室からナースコールが・・・当直の看護師(その当時は看護婦)は大パニックを起こしてして、病院スタッフ・入院患者・警備員の果てまで駆け付けて大騒ぎになった中、若い看護師さんは泣きながら震えていたそうです。
病院の怪談というのは、面白おかしく雑誌やテレビなどで取り上げられたりしますが、本当にこんなことがあったなんて。人の生と死が交錯する場所、精神のバランスが崩れそうになってしまう場所、病院って、何でもアリなんですねぇ。入院生活があまりに退屈で仕方なかった知人が、同室の高校生を誘って、いたずらで救命室のナースコールを押したなんて、その大騒ぎの渦中では、どうしても打ち明けられなかったそうです。
病院の怪談 (11/14)_d0017084_8312668.jpg昨日の私の「うそ」記事を読んでくれて、そう言えばこんなことがあったよと、とってもなつかしそうに話してくれました。願わくば、その看護師さんが、事件がトラウマになどならず、たくましい看護師になっていてくれれば良いね、なんて笑って話しました。あ~ぁ。
お心当たりがある看護師さん、私に連絡を下さったら、犯人を突き出して差し上げますよ。犯人はもちろん反省して、まともですてきな中年になっています。許してやってください。
写真は、昭和38年、変形性股関節症で登別の厚生年金病院で大手術を受け、4か月半入院した時の物。同じような子がたくさんいました。真中が私(小2)で、横が同学年の高瀬寛子ちゃん、寝ているのはまだ学校にも入っていない佐々木みち子ちゃんです。ギプスのまま松葉杖をついて、病院の廊下を飛んで歩いていました。私の記憶力は、怪談並みにすごい。夫に良く気味悪がられましたって。ただし古い記憶に限りますが。
Tracked from 看護師・准看護師の求人募.. at 2010-11-19 15:42
タイトル : 看護師・准看護師の求人募集転職採用情報ネットナビ&全国プ..
とっても高待遇な看護師の求人募集転職採用の情報です。... more
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by nyankai | 2010-11-14 08:29 | 人 あれこれ | Trackback(1) | Comments(0)