2010年 09月 19日
爪切りの大変さ (9/19)
母が6年前にグループホームに入ってからは、ホームに入った当初は自分で爪を切れた母も、やがてできなくなって、ホーム側でしてもらえると聞いて、そんなことまでと恐縮しながら、すっかり頼ってしまって当たり前の感覚になっていました。ホームでは時々、マニキュアもしてくれました。
去年11月に肺炎で入院してからは、いわゆる爪切りではなくて、赤ちゃん用のはさみを買って行って、時々足の爪は切るようにしました。パーキンソンのせいか、握ったまま固まっている手は、無理に開くと痛いようで、なかなかできませんでした。それでも、伸びすぎている様子も無かったので、誰かが切ってくれているんだろうとうやむやにしていました。2~3度、傷ついて手当てをしてあるのも目撃しました。でも、それは仕方ないと思いました。なぜなら・・・
母の足の爪は、というか、指先は、どこまでが爪なのか、爪と指の間が、ふやけた皮膚が固まってしまったような、不思議な状態になっていました。どこまで切って良いかわからないのです。ちょっとでも深爪をしようものなら、おそらく簡単に傷ついてしまったでしょう。だから、その看護師さんが、当たり前の爪切りをしただけ、というのは、慣れと忙しさによる油断はあったかもしれませんが、たぶんそうなのであろうと思うのです。もちろん、傷つけないよう、細心の注意はしてくれないといけませんが。
人間、点滴だけになっても、爪も髪の毛も眉毛も伸びるんだなぁ、なんて思っていました。写真は、私が気に入っている母の在りし日の姿です。
今日は、「劇団I’M」のCDレコーディングの練習に行きます。歌ってきます。楽しみ
PS 詳しい方が、教えてくれました。「指を使わないでいると、爪と癒着します。」のだそうです。