2010年 09月 18日
綾香ちゃん参りました (9/18)
さて、今日の本題。病院の待合室で(いつもの通院ですから)週刊誌を見ていたら、林真理子さんと平原綾香ちゃんの対談が載っていました。クラッシックの楽曲に、新しい歌詞をつけて、アレンジして歌っている、のは知っていましたが、次回のライヴで歌おうと思っている「ハバネラ」も収録されていることがわかって、どうしても聴きたくなりました。
綾香ちゃんは、好みじゃないと思ってきました。「ジュピター」はあまりにセンセーショナルだったのですが、息を吸う時の音が大きいのが嫌いだし、なにさ、こんな若い子がとか、私の大切なノリ君とデュエットしちゃってとか言って、あえて避けていたかもしれない。要は完全に、その才能に嫉妬していたのです。少し前のテレビ番組で、「続 オペラ座の怪人」のナンバーを歌うのを聴いて、すごいショックを受けたんです。す、すばらしい、この子。ロイドウェバーに認められたのです。
「ハバネラ」は、フランス語はできないし、いわゆる日本語の歌詞は文語調で時代がかっているから、自分で口語に直して練習していました。それでも今一しっくりしなくて、歌詞がほしかったのです。病院の帰りにお店によって、迷うことなく買いました。私は我慢できない女なので、帰りの車ですぐに聴きました。
いきなり、バッハのカンタータに「生まれてよかった 私でよかった」という歌詞。そうだ、生まれてよかった、だめじゃん、そんなこと言って、母に感謝して泣けてくるよ。次に、「私を泣かせてください」は、なりたてのママとパパが、赤ちゃんに向かって「生まれてくれてありがとう」って、なんであんたにそんな歌が歌えるのさ。ここで、涙が・・・やっ、パトカーが、泣きながら運転って、道路交通法違反じゃないよね。
綾香ちゃん、参りました。あなたはすごい。いくつになっても、新しい音楽と出合い、泣ける心があることを、幸せに思います。私も叫びだしたいほどに、駆けだしたいほどに、今すぐに、歌いたい。