2010年 05月 05日
名前をいただきました (5/5)
これからしばらく、「卑弥呼」のことを書いていきたいと思っていますので、良かったら読んでください。期間中の記事に、「補足・追記」「写真」などを入れていきますので、こちらもよろしく。
ミュージカル「卑弥呼」での私の役は、名も無き「邪馬台国」の民人でした。ところが、今回の札幌公演では、何と名前がついていたのです。
その名は「由任絵」(ゆにえ)です。
漢字の意味を確認してみましょう。「由」ーいわれ、「任」-役割、そして「絵」―ありさま、光景です。
私は地元公演の練習中に、劇中での私はいったい何者なのか、すごく悩みました。それによって、どんな表現をするのかが違ってくると思ったのです。最後までそれはわかりませんでした。でもそれは何だか、難しく考え過ぎない方が良いような気がしてきました。年齢や境遇や性格をも越えて、卑弥呼様を間近に見た感激や、天変地異・他国の侵略におそれおののき、卑弥呼の死を狂おしいほどに嘆き、そして復活と平和の訪れには、心から晴れやかさを感じられるような気がしていましたから。
この世にあるものすべてには、何か理由があり役割があるはず。それを探し求め、実感できるようになりたい。「由」・「任」・「絵」は、私にこれほどぴったりの名前は無いと思います。